話題の亜麻仁油やエゴマ油も、使い方を間違えるとかえって悪影響が

イメージ 1
話題の亜麻仁油エゴマ油も、使い方を間違えるとかえって悪影響が
 
DHAやEPAという言葉は、お聞きになったことがあるでしょう。
 
DHAはドコサヘキサエン酸、EPAはエイコサペンタエン酸といい、どちらも青魚に豊富なn-3脂肪酸です。
 
近年、n-3脂肪酸の健康効果に注目が集まったことで、DHAもEPAもすっかり有名になりました。
 
n-3脂肪酸には、血液中の悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすなど、体内を若々しく保つ効果があることがわかっています。
 
このn-3脂肪酸には、DHAとEPAのほかに、α-リノレン酸があります。
α-リノレン酸は、体内では合成されないため食品からとる必要がある必須脂肪酸です。
コレステロール、LDL-コレステロールの低下作用、血栓形成を抑制して心疾患予防、免疫力増加作用などがあります。
 
なお、私たちのカラダは、若いうちはα-リノレン酸を体内でEPAに、そしてEPAをDHAに変換することができるのですが、年をとってくるとこれがむずかしくなってきます。
 
そんなα-リノレン酸を多く含んでいる食用油が、亜麻仁油エゴマ油です。
 
α-リノレン酸の効果が知られるようになってきてから、このふたつの油を食事に使う人がどっと増えました。
 
でも、ちょっと待ってください。
 
これらの油は、適量を摂取する限りは確かにカラダによい油ですが、使い方を間違えると、かえってカラダに悪影響を与えてしまいます。
 
実は、亜麻仁油エゴマ油は、とても酸化しやすいのです。
油は酸化すると、老化を早める過酸化脂質になるため、カラダによくありません。
 
亜麻仁油エゴマ油の酸化を防ぐためには、加熱料理には使わず、サラダなどにかけていただくことです。
また、瓶に入れて置いておくだけでも、使っていくうちに空気にふれ酸化するので、なるべく早く使うことも大切です。
古くなった油を使うと、体内の過酸化脂質を増やしてしまうだけです。
 
それに、いくらカラダにいいとはいえ、亜麻仁油エゴマ油も脂質であることに変わりはないので、とりすぎれば肥満のもとになります。
 
ですから、亜麻仁油エゴマ油も、1日の適量、大さじ12を守ることが何より大切です。
毎食サラダにたくさんかけたいという人は、この機会に使用量を見直してみてください。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ成分です。
 
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!