顔や足がむくみがちな人は、塩分のとりすぎが原因かも

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顔や足がむくみがちな人は、塩分のとりすぎが原因かも
 
肥満とは違い、本当に太っているわけではないけれど、顔や足などがぷっくりしてしまうむくみ。
顔がむくんでいるとハツラツとして見えませんし、本来の姿より太って見えがちです。
 
むくみとは、顔や足などカラダの水分が異常にたまっている状態です。
そのため、むくみというと、「前の晩に水分をとりすぎたかな」と考える人が多く、また、むくみを嫌って日頃から水分を控えている人までいらっしゃいます。
 
でも、いくら水分を控えても、むくみを防げないことがあります。
むくみの原因には、飲料水での水分量より、食事からとっているある栄養素が大きく関係しているケースがあるからです。
 
原因のひとつは、塩分のとりすぎです。
しょっぱいものをたくさん食べてしまうと、結果的にむくみが出ることがあるのです。
 
いったい、なぜでしょう。
 
それは、カリウム不足によるものです。
 
カリウム不足になるとカラダは塩分を排出することができずに、塩分濃度が高くなった血液を薄めようと、水分をため込んでしまうのです。
 
私たちのカラダは、ナトリウムとカリウムのバランスによって、細胞の水分量が保たれています。
 
ナトリウム=塩分が必要以上に多くカリウムが少ない場合は、細胞の水分が本来あるべきところから外側ににじみ出てしまい、これがむくみとなります。
 
塩分の1日の適量は、日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、男性は8g未満、女性は7g未満です。
おにぎり2コ、チャーハンやカレーライスは1食分で塩分は約3gくらい。
ラーメンや焼きそば、日本そばなどは1食分で約45gくらい含まれているので、あっという間に基準量になってしまいます。
 
みそ汁は11.2gくらいなので、ほかのおかずに含まれている塩分を考えると、1日に3倍飲むと、塩分のとりすぎにつながります。
 
むくみやすい人は、知らず知らずのうちに塩分をとりすぎている可能性があるかもしれません。
いま一度、食生活を見直してみてください。
 
なお、先ほど述べた通り、ナトリウムとカリウムのバランスが大切なので、カリウムが不足していれば、やはりむくみは起きてしまいます。
 
カリウムが豊富な食材には、牛乳、マグロ、サワラ、納豆、キュウリ、長イモ、サツマイモ、ジャガイモ、切り干し大根、アボカド、バナナ、リンゴなどがあります。
「老けない人は何を食べているのか より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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