ただの冷え症だと思ったら、血管が詰まっていた

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ただの冷え症だと思ったら、血管が詰まっていた
 
体の冷えを感じている人は多いもの。
特に女性に多く、女性の半数から7割ほどが冷えに悩まされているという統計もあります。
 
この冷えも、血管、血流と関係が深いです。
 
手足の末梢の血管が開きにくくなると、血行が悪くなり、手足の先にまで血液がいきわたらなくなります。
そうすると手足の温度が下がって、冷たくなるのです。
ですから、冷えも、血管が老化しているサインの一つです。
 
体を動かすことが少ないと末梢の血管が開きにくくなるので、手足の指をグーパーと開いたり閉じたりするだけでも、血管は開きやすくなります。
そして手足がちょっとあたたかく感じるはずです。
 
グーパー運動は、血管を開かせて血流を増やす手軽な方法なので、手足の冷えを感じたら、ぜひ試してみてください。
 
ただ、グーパー運動でポカポカするくらいのふつうの冷え性だったらいいのですが、見過ごしてはいけない冷え性もあります。
足が冷えるので、「冷え性かな」と思っていたら、実は足の血管が詰まっていた――ということがあるのです。
 
「閉塞性動脈硬化症」という病気です。
 
動脈硬化によって、足の動脈が徐々に細くなり、最終的に詰まってしまうというもの。
途中で動脈が詰まれば、その先に血液がいきわたらなくなるため、詰まったところから足先まで、栄養と酸素が不足します。
最悪の場合、足が壊死して切断しなければいけなくなってしまう、かなりこわい病気です。
 
この閉塞性動脈硬化症の初期症状が、足のしびれと「冷え」。
ただの冷えだと思って放っておいたら、だんだん指先が変色してきて動脈が詰まりかけていた――。
そんなことにならないように、一度病院で診てもらうことが大事です。
 
特に、タバコを吸う人、血糖値が高い人は、閉塞性動脈硬化症が起こりやすいので、注意してください。
「人は血管から老化する より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
また、一般にビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
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