リンゴとリンゴジュースはどちらが体にいい?

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リンゴとリンゴジュースはどちらが体にいい?
 
質問です。
次のAとBの違いは何でしょうか。
 
A 玄米とリンゴ
B 白米とリンゴジュース
 
多くの人は、「Aのほうが健康によさそうだなぁ」と思うはずです。
でもその一方で、人々が「おいしそう」「食べやすそう」なのはBです。
玄米のほうが体にいいと思っても、やっぱり白米を食べしまう人が多い。
同様に、リンゴそのまま食べるより、リンゴジュースを飲む回数のほうが多いと思います。
 
では、両者はどう違うのでしょう。
ざっくりいうと、Aから「食物繊維」「ビタミン」「ミネラル」を引いたものがBになります。
Bにも「食物繊維」「ビタミン」「ミネラル」は多少残っていますが、元の量には及びません。
引き算した結果、Bに残っているのは「糖類」や「糖質」と呼ばれるものです。
 
「糖質」とは炭水化物の中でも食物繊維をのぞいたものです。
糖質のなかでも単糖類、二糖類といった吸収されやすい糖を「糖類」と言います。
 
玄米やリンゴに含まれる炭水化物は、「糖質+食物繊維」というかたちで存在していました。
ところが食文化の発達によって、現代人は「糖質」や「糖類」単体の状態、またはその濃度が高い状態のものを食べたり、飲んだりすることが増えてきました。
 
「糖質」や「糖類」は炭水化物のなかでも容易にブドウ糖のかたちに分解されるため、血糖値を上げやすく、吸収もされやすいので、血糖値が急激に下がることになります。
つまり、血糖値の変動が大きくなるわけです。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
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筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
ビタミンの種類は、ビタミンB1、ビタミンB12葉酸
ビタミンB群は協力して働いているため一つが欠乏するときには他のビタミンも欠乏していることが多いのです。
 
ビタミンが欠乏すると、記憶障害、無気力、集中力の低下、妄想、錯乱の症状が出ることは事実です。
東京武蔵野病院 副院長田中信夫先生によれば、認知症患者の血中ビタミンB12は、通常の人より少ないそうです。
認知症患者に、ビタミンB12を投与すると、ボケ症状、特に感情障害、夜間せん妄、意欲、自発性の障害などの精神障害が軽くなると言われています。
 
老人の認知症3割~5割を占めるアルツハイマー病の場合は、脳細胞が萎縮する病気です。
この萎縮を食い止めるためには、脳細胞を生成するためのタンパク(アミロイドβタンパク)合成、核酸合成が順調に行われる必要があるのです。
ビタミンB12は、タンパク(アミロイドβタンパク)合成と核酸合成の両方に役立っています。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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