休日の寝だめが体に悪い理由

イメージ 1
休日の寝だめが体に悪い理由
 
体内時計については、もうひとつ注意したいことがあります。
 
いくら主時計と末梢時計のタイミングを合わせても、起きる時間が日によってまちまちであれば、体内時計そのものが狂ってしまいます。
いわゆる「時差ぼけ」の状態です。
 
時差ぼけは、海外出張するときだけに起きる現象ではありません。
週末の「寝だめ」は海外出張に匹敵する時差ぼけを引き起こしてしまうのです。
 
たとえば、週末は10時まで寝ているとします。
その状態で、月曜日に7時に起きると、単純に3時間の時差が発生することになりますが、これは「社会的時差ぼけ」と呼ばれています。
 
このような「社会的時差ぼけ」になると、起床を準備するコルチゾールも十分に分泌されないばかりか、交感神経も活発にならないため、頭がぼんやりしたり、体が重たくなったりしてしまうので。
 
もし月曜日から疲れているなあと思ったら、「社会的時差ぼけ」を疑ったほうがいいかもしれません。
 
では、どうすれば解決できるのでしょうか?
 
いってもつらいかもしれませんが、平日も休日も同じ時間に起きることが、結果的に1週間を楽に過ごせる近道です。
平日の起床時間に対して休日はなるべくプラスマイナス1時間くらいの差に抑えましょう。
足りない分は明るい場所で昼寝をするなどして調整する。
それだけで、月曜日の朝の疲れは劇的に変わってきます。
 
※最近の研究によれば、体内時計には2種類あることがわかっています。ひとつは「主時計」と呼ばれる、わたしたちが一般的に想像する体内時計です。もうひとつは、「末梢時計」という体内の代謝リズムをコントロールする時計です。「主時計」は1日のリズムをつくる司令塔となる時計で、光によって調節されます。毎朝、朝日を浴びることで1日の始まりを正しく認識し、体内の時間を調節します。一方、「末梢時計」は主時計からの支持は受けつつも、食事による刺激で調節されます。そのため、「末梢時計」は食事のリズムに左右されながら、独自に1日のリズムをつくり出してしまいます。
「疲れない脳をつくる生活習慣 より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
ところが、年齢とともに、あるいは認知症などの病気によって、シナプスは次々にこわれていきます。
ビタミンB12には、そのこわれたシナプスを修復する作用があるのです。
また、脳の萎縮を防止するには、脳細胞の蛋白合成、核酸合成が順調に行われることが好ましいのです。
 
ビタミンB12は、もともと悪性貧血を防ぐビタミンとして知られています。
血液細胞が正常につくられるには、ビタミンB12が必要だからです。
それと同時に、脳神経系の働きにも深くかかわっています。
根本的な作用に目を向けると、ビタミンB12は、体内のすべてのたんぱく質を修復する働きを持っています。
とりわけ、脳や神経の修復には、ビタミンB12が不可欠なのです。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。
大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
 
ちょっと使える身近な情報をお届けしています!