現代人を老化させる5大原因

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現代人を老化させる5大原因
 
身の回りに潜んでいる、現代人ならではの老化原因について知っておきましょう。
その項目は、五つあります。
いずれも、若々しく元気な体を維持するためには欠かすことができない大切な要素です。
一つ目のホルモン分泌の変化は、体調不良だけでなくメンタルとも深くかかわります。
二つ目の化学物質は、私たちがいかに食べるものを「選ぶ」ことが大事かを再確認するためにも知っておきたい知識です。
三つ目から五つ目の現代型栄養失調、糖質のとりすぎ、細胞の酸化は、まさに見た目の老化や糖尿病、がんなどの病気ともダイレクトにつながっていて、正しく知り、習慣を正していくことによってからだを内側から大きく変化させることが可能です。
 
老化原因1:ホルモン分泌の変化
35歳以降になると、ホルモンの分泌が変化しはじめ、老化を早める要因になります。
女性の場合、更年期に向けた変化が現れます。
これまでは肌をみずみずしく保ち、体型を維持し、血管をしなやかにキープしてくれていた女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下。
だるさや肩こり、冷えなどの不調やうつうつ、イライラといった気持が起こりやすくなります。
女性ホルモンと同時に男性ホルモンも低下するため、筋力が低下し、きりっとした姿勢を維持できなくなります。
猫背になって、老け込んだ印象になる人も。
男性ホルモンは意欲や判断力をつかさどっているため、好きだったものに興味が持てなくなったり、仕事の集中力や決断力が低下するといった自覚もあるかもしれません。
女性ホルモンも、男性ホルモンも「DHEA」というホルモンを原料につくられますが、このDHEAはストレスの影響によっても分泌が低下します。
 
老化原因2:化学物質
空気中や土壌、口から入る食べもの、肌に触れるものなど、私たちは常に化学物質に囲まれて暮らしています。
ダイオキシン、PCB(ポリ塩化ビフェニル)などの環境中から取り込む化学物質には発がん性があることがわかっています。
また、穀物や野菜、果物、魚介類には土壌を通じて水銀やカドミウム、鉛、ヒ素といった有害金属が蓄積され、それを食べる人間の体にも微量ながらたまっていきます。
化学物質や有害金属は、頭痛やめまい、アレルギー疾患や子どもの発育障害などとも関わりが深いと言われるもの。
私たちの体にはこのような毒を排泄する力が備わっているものの、年齢とともにこの解毒力は低下します。
 
老化原因3:現代型栄養失調
今の日本は、24時間、どこでも食べ物を買うことができる便利な社会です。
けれども、とった食品が体内に入り、栄養素がきちんと全身のすみずみにめぐり、体を元気にしていると言いきれるでしょうか?
いま不調や老化に悩んでいる現代人のほとんどが「現代型栄養失調」、つまり本当に必要な栄養素を補えていない状態だと思っています。
糖質が多い食事や、ファーストフード、インスタント食品など添加物を多く含む食品は、私たちの体をよけいに働かせ、消耗させます。
ビタミンやミネラルは慢性的に不足している状態にあります。
また、食物繊維や発酵食品をあまりとらないと、腸内環境が悪化し、体に必要のないものが長く蓄積し、その毒が全身の細胞を老化に導きます。
ビタミンやミネラルの宝庫であるはずの野菜や果物の栄養素は、50年前と比較すると、8分の1から50分の1に落ちているという報告も。
私たちが、若々しい体を維持するためには、ただ漠然と食事をとるだけでは不十分なのです。
 
老化原因4:糖質のとりすぎ
 糖質は、私たちの体を動かすエネルギー源として不可欠なものです。
しかし、現代では、この糖質を常にとりすぎている人が非常に多いのです。
手軽にとることができるめん類やどんぶりものはもちろん、間食でチョコレートや菓子パンを食べるなど、一日中、糖質食にどっぷりとつかっている人が珍しくありません。
 糖質が体内でブドウ糖に分解されると血糖値が上がり、血糖値を下げるために膵臓からインスリンというホルモンが分泌されます。
しかし、糖質の摂取量があまりに多いとインスリンが効きにくくなり、余った糖は脂肪として蓄積され、そんなに食べ過ぎている自覚はなくとも、ぽっちゃり体型になっていきます。
 また、あまった糖が体内のタンパク質とくっついて「糖化」すると、肌が張りを失い、骨がもろくなり、血管は動脈硬化を引き起こしやすくなります。
一度糖化した細胞は決して元には戻らず、全身の老化はどんどん進行していきます。
 
老化原因5:細胞の酸化
 人が生きていくためには、酸素が欠かせません。
私たちの体は、食物から取り込んだ糖質や脂質に、空気中から取り込んだ酸素を反応させてエネルギーをつくり出しています。
このとき発生するのが「活性酸素」です。
 この活性酸素は、細胞を酸化させて傷つける、という性質が。
そこで私たちの体には、活性酸素の毒性を消去する「SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)」などの抗酸化酵素が備わっています。
いわば「サビ止め」のような働きをしてくれるこのような酵素の働きも、年齢とともにどんどん衰えていきます。
 また、働き盛りの年齢では、活性酸素を増やすような生活要因がプラスされ、酸化が加速しがち。
お酒の飲み過ぎ、食べ過ぎ、ストレスなどはいずれも活性酸素をたくさん発生させます。
また、「糖化」は酸化ストレスを加速させ、さらなる糖化も生む、というふうに負の連鎖でつながりあっています。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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 「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12には、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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