ベースとなるのはマルチビタミン&ミネラル

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ベースとなるのはマルチビタミン&ミネラル
 
サプリメントには、いくつかの栄養素が組み合わされた複合型と、ビタミンやミネラルが単独でしか含まれない単体型の2種類に分けられます。
 
複合型の代表が、「マルチビタミン・ミネラル」。
この複合サプリは、家づくりでいうと「基礎」にあたる栄養成分です。
 
人の体を構成する約60兆個の細胞の一つひとつが機能するためには、エネルギーが必要です。
エネルギーは、食べ物から取り込んだブドウ糖が、酸素と反応して燃焼することによってつくられます。
 
このエネルギーは、細胞内の「ミトコンドリア」というエネルギー工場のATPという物質の中にたくわえられますが、ATPがうまくつくられないと、だるい、疲れやすい、冷えやすいといった症状が出てきます。
 
ATPがしっかりつくられるには、酸素やブドウ糖といったエネルギーの材料となる物質が必要なのはもちろん、これらの材料がエネルギーに変換されるための「補酵素」の役割を果たすビタミンやミネラルの存在が不可欠です。
 
特に、ビタミンB群や鉄が不足すると、エネルギー不足を引き起こしてしまいます。
 
マルチビタミン・ミネラルは、その名の通り、ビタミンとミネラルが数種類以上、ほどよいバランスで配合されているので、ふだんの食生活では不足していたり、消耗していたりする栄養素を補うことができます。
 
ビタミンとミネラルをまんべんなく補うことによって、元気になる、代謝が上がって太りにくくなる、免疫力が上がる、細胞の老化が抑えられる、疲れにくくなるといった効果を実感できるでしょう。
 
マルチビタミン・ミネラル」で体調のベースづくりを。
多種類を補えば、体調も多方面から底上げされる。
「若いと言われる人があたりまえにやっている16の老けない習慣 より」
 
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
ドーパミン、GABA、セロトニンがよく知られていますが、アセチルコリンも重要な役割をもつ神経伝達物質のひとつです。
 
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
 
脳が老化し、萎縮してしまうアルツハイマーとの関係はとくに深く、アルツハイマーの脳ではアセチルコリンが減少していることから、アセチルコリン不足がアルツハイマーのひとつの原因とも考えられています。
 
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
 
レシチンアセチルコリンの材料になるだけではなく、細胞膜の材料にもなっています。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
 
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
なお、レシチンアセチルコリンに合成するには、ビタミンB群が欠かせないため、同時にとることが望ましいのです。
ビタミンB12は細胞の生成に重要な核酸たんぱく質、認知機能と関係が深い栄養素です。
 
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