「三匹のサル」を大事にすること

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「三匹のサル」を大事にすること
 
心のむくみに関しては、その大元に、「脳のむくみ」が存在しているということも理解しておくようにしてください。
 
自律神経の司令塔は、脳の視床下部に在りますから、自律神経のトラブルすなわち脳のトラブル、それを「脳のむくみ」と呼んでいるとイメージすればいいでしょう。
 
順序でいえば、まず「脳のむくみ=自律神経のトラブル」があって、「心のむくみ=感情のアンバランス」が引き起こされます。
最終的には、それが体のむくみにつながっていくことを考えると、ここでも自律神経のバランスがカギであることがわかるでしょう。
 
アクセルを踏むときは踏み、ブレーキをかけるときはかける――自分という車を乗りこなしていくために大事なのはストレスケアです。
その秘訣がわからないという人は、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三匹のサルを大事に飼いならすことを、日頃から心がけるようにしてください。
 
たとえば、私たちは他人のしていることを見ると、どうしても優劣を比較し、ジェラシーや劣等感を持ってしまいます。
こうした他者との比較で、どれだけストレスを溜め込んでしまっているかお気づきでしょうか?
 
ちょっと難しいと思うかもしれませんが、それをやめるのが「見ざる」です。
 
また、人とコミュニケーションをとるなかで余計なことをしゃべり、墓穴を掘ってしまうことはありませんか。
悪口をいったり、ネガティブなことを口にしたり、こうした負の言葉を吐くと、何だか嫌な気分になるでしょう。
 
たとえ人に向けたものであっても、言葉はすべてブーメランのように返ってきて、自分自身がストレスをこうむることになります。
 
そう、これをやめるのが「言わざる」です。
 
あるいは、テレビ、新聞、本や雑誌、インターネット――日常にあふれる膨大な情報に振り回され、真偽がわからないものを鵜呑みにしてはいませんか。
 
自分で考えて判断することができる人は、人のいうことを早とちりして踊らされたりせず、バランスの取れた情報収集をしています。
つまり、不要な情報を排除し、そうしたものを自分の判断材料にしない――これが「聞かざる」です。
ただ生きて行動するだけでもストレスは溜まりますが、怖いのは、自分の意識や態度によってそれが増幅してしまうという点です。
 
ちょっと疲れているなと感じたら、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三匹のサルを思い出すようにしてください。
自分がいま何にとらわれてしまっているか、どこにストレスを感じているか、まずその点に目を向けるのです。
 
他者との比較をやめる、余計なことをいわない、情報を鵜呑みにしない、これらがストレスケアの基本中の基本。
三匹のサルを飼いならすことが自律神経のバランスを整え、むくみ知らずの生き方につながっていくのです。
「人生を決めるのは脳が1割、腸が9割! より」
 
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仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。

 脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
また、ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
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