自分の都合のいいように解釈しない

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自分の都合のいいように解釈しない
 
 TIA(一過性脳虚血発作)もそうですが、自分の体の「小さな異変」に気づくことができるのは、自分だけです。
あなたの体のことは、あなたがいちばんよく知っているのです。
 
しかし、人間は、自分に都合がいいほうに解釈するので、それがいちばん怖い。
たとえば、釣りをしているときに、急に右手に力が入らなくなって、竿を落としてしまった。
でも10分後には良くなったので、「気のせいだろう」とか、「不注意だったからだろう」ということで済ましてしまいがちです。
 
たとえそこで不安な気持がよぎっても、「今度、時間ができたとき病院に行こう」でやり過ごしてしまう。
でも、実際は忙しくて病院に行く暇がなく、そうこうしているうちに、脳梗塞になるのです。
 
このような不幸をなくすためにも、TIAを知っているかいないかは、運命を決めるほど大切なことなのです。
 
もちろん、毎日、病気のことを考えたり、それを不安に思っていたりするようでは、逆に「病気のもと」をつくってしまうようなものです。
しかし、ある程度の年齢になったら、自分の体と対話し、不調があったら無理はしない。
明らかな異常が見えたら迷わず医師を訪ねる。
という姿勢が必要です。
 
そんな事前の備えこそが、脳卒中からその後の人生を守る生き方だと思うのです。
脳卒中にならない、負けない生き方 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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