対人関係以外にもストレスはある

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対人関係以外にもストレスはある
 
 ストレスというと、「対人関係がうまくいかない」とか「仕事がきつい」など、精神的なものが真っ先に思い浮かぶでしょうが、それだけではありません。
 
疲れや痛みも、ストレスです。
 
イライラしたり、不安になったり、悲しくなったりするのも、ストレスです。
 
睡眠不足や不快感も、ストレスです。
 
自覚する、しないにかかわらず、体に何らかの異変を生じさせるものは、すべてストレスと考えていいでしょう。
その意味で、私たちは、実にさまざまなストレスに囲まれて生活しています。
 
緊張でドキドキするのもそう。
怖くて鳥肌が立つのもそう。
暑くて汗をかくのも、走って苦しくなるのもストレスです。
怒りで体が震えたり、喜んで呼吸が乱れるのもストレス。
 
ストレスは、まず脳がそれを感じ、それに対する反応が体のさまざまな部位に現れます。
そしてそれがどんなに小さなストレスであっても、あなたの体に小さなひずみを生じさせます。
 
脳がストレスを感じて緊張すると、血管が収縮します。
血管が収縮して細くなれば、血液は流れにくくなり、血圧も上がります。
こうなれば、血管が詰まりやすくなったり、切れやすくなったりする原因が一つ生じることに成ります。
 
つまり、ストレスは、それが大きいものでも小さいものでも、脳卒中を引き起こす“きっかけ”になり得るというこというわけです。
脳卒中にならない、負けない生き方 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12には、脳の血流をよくするとともに、脳神経の働きを改善あるいは促進する作用があります。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
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