育菌を毎日続けて美と健康を手に入れる!

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育菌を毎日続けて美と健康を手に入れる!
 
 腸内細菌を元気にするために、何をしたらいいのか。
「育菌」は、難しいことではありません。
強いて言えば、続けることが難しいのです。
 
腸内環境を整えるよいヨーグルトがある、と言われて1回食べたとしても、それでは効果が出ません。
大事なことは、1000種類、1000兆個もあると言われる腸内細菌が次々に役割を果たし、繰り返し活発に働く食生活や日常生活を送ること。
それを生活習慣にすることです。
 
育菌の方法として、次の生活習慣を毎日の生活にとり入れることが大切です。
 
Point1:食事は和食をメインにする
彩が豊かな食卓は、腸内細菌も喜ぶ
 
腸内細菌の構成パターンには地域的な特色があります。
たとえば日本人は、海藻類を分解する酵素を作る腸内細菌(バクテロイデス・プレビウス)が定着しており、海草の栄養素を分解・吸収することが得意です。
それ以外にもいる日本独自の腸内細菌を均等にケアするためには、少量ずつ多種類の食材をとり入れることが大切です。
和食は多彩な食材を活用するため、食卓が華やかになると同時に、腸内細菌にとって最適なエサになります。
 
Point2:発酵食品を毎食1品とり入れる
毎食とり入れることで、ヤセ菌を増やす
 
伝統的な発酵食品である納豆、みそ、ぬか漬けなどは、栄養素が豊富で、微生物の種類も多様です。
菌の種類が少ないときよりも、多様な菌を取込んだときのほうが、酢酸や絡酸などのさまざまな有機酸が作られます。
腸内酵素の働きが活発になり、ヤセ菌を増やして体型管理にも役立ちます。
また、同じ発酵食品でも、伝統的な工法で時間をかけて発酵させたもののほうが、菌が多様で、腸内細菌を元気にしてくれます。
 
Point3:良質な油脂を料理に使う
良質な油脂をとり入れて、つるつる美肌!
 
 油脂はエネルギーとして必要なだけでなく、細胞膜やホルモンの材料として欠かすことができません。
美肌や、腸の潤滑剤としても働くので便通が改善します。
加工食品や揚げ物の油脂は体に炎症を起こし、悪玉菌を増やしますが、オリーブオイルや亜麻仁油、えごま油、青魚のDHAEPAなどは血管をしなやかにし、善玉菌を増やしてくれます。
 
Point4:過剰な除菌や抗菌はNG!
過剰な洗顔や除菌・抗菌は、腸内細菌バランスを崩す
 
腸内細菌は多様性があるほうが、免疫のバランスがよいということが、さまざまな研究から明らかになっています。
農場に住んでいる子どもは農場以外に住んでいる子どもよりもアレルギー疾患にかかりにくいというデータや、大人数で暮らす高齢者は少人数で暮らす高齢者よりも善玉菌と悪玉菌のバランスがよいというデータもあります。
「衛生的」だからと化粧品や洗顔料による過剰なスキンケア、抗菌などをやめて育菌を心がけましょう。
 
こうした生活習慣をとり入れるだけで、腸内環境は改善されていきます。
「腸で酵素をつくる習慣 より」
 
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認知症の多くは、脳血管障害の積み重ねで起こり、その原因の多くが脳梗塞です。
脳梗塞は、初期段階に数ミリ程度の微小な梗塞が数個出現します。
これが隠れ脳梗塞と呼ばれるものです。
隠れ脳梗塞は早い人だと30代から表れ、40代を過ぎると急に増加すると言われています。
 
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質(ホモシステインなど)が増えるといわれています。
 
現在60歳以上の2割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、内因子が
少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。
萎縮性胃炎など胃の病気などで内因子が作れない場合も吸収が困難になります。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。

 また、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
さらに、ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は、細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)の合成やたんぱく質の合成、末梢神経(手足)、中枢神経(頭)、 認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
超高齢社会を目前とした今、元気でイキイキと年を重ねるために、ビタミンB12に注目していただきたいと思います。
 
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