腸が喜ぶ乳酸菌のとり入れ方
★乳酸菌にはいろんなタイプがある
善玉菌の代表格が乳酸菌で、もともと、人間の腸に棲んでいますが、外からさらに機能性乳酸菌(プロバイオティクス)をとり入れます。
乳酸菌にはいくつかのタイプがあり、タイプごとに特徴や効果が違います。
これは免疫力を高めて、感染症やアレルギーリスクの軽減に役に立ちます。
ビフィズス菌は大腸に棲んでいる善玉菌で、腸の働きを活性化し、便秘や下痢の症状改善、美肌効果などがあります。
コッカス菌は他の乳酸菌より小さく、腸内で免疫を高める効果も期待されています。
★年齢とともに減少するビフィズス菌
もともと、人間は母親の胎内では無菌状態です。
出産のときに、膣内細菌や糞便中の細菌をとり込んで、腸内細菌が作られるのです。
しかし、離乳食が始まると腸内にいろいろな細菌が増え始め、1~3歳でビフィズス菌が10%まで減少してしまいます。
★乳酸菌のすばらしい効果
酵母や乳酸菌などの微生物を純粋に分離培養したものを「株」と言います。
菌は株ごとに違う「顔」を持っており、どこに棲んでいたか、腸のどこまで届くのか、人間に定着しやすいかなどの特徴も違います。
乳酸菌がすべてのヒトに合うわけではなく、腸内環境も人それぞれ違うので、自分に合う菌とそうでない菌があるのです。
★減っていく善玉菌を増やすヨーグルト
牛乳に乳酸菌を入れて作ったヨーグルトは、乳たんぱく質や脂肪が分解されているので、消化吸収がよく、カルシウムやビタミンなども含まれ栄養価が高いのが特徴です。
株によって大きく違いますが、ヨーグルトを食べることで、腸内に生きたままの乳酸菌を届けることができます。
ただし、生きたままの乳酸菌を腸に届けることが目的の場合は、食後に食べるのがおすすめです。
空腹時は胃酸が強いため乳酸菌が生きていくには過酷な環境だからです。
仮に生きたまま乳酸菌が腸内に届いても、とどまるのは2~3日間だけで、その後は便とともに排泄されてしまいます。
その乳酸菌が自分に合っているかどうかは、食べてみないとわかりません。
そこで、同じ乳酸菌のヨーグルト100~200gを最低1~2週間食べ続けて調子を見ましょう。
ヨーグルトだけでなく、乳酸菌の生育に必要なアミノ酸やビタミン、ミネラルなど多彩な栄養素をバランスよくとる必要があります。
★ヨーグルトと一緒にとりたい食品
不溶性食物繊維:穀物、豆類、きのこ類、おからなど
水溶性食物繊維:海藻類、ごぼう、豆類、アボカド、果物類、納豆、オクラ、山いもなどのねばねば食品
発酵食品
★乳酸菌食品
ヨーグルト、ぬか味噌漬け、べったら漬け、ザワークラフト、ピクルス、キムチ、メンマ、らっきょう、マッコリなど
「腸で酵素をつくる習慣 より」
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
季節の変わり目は、ホルモンバランスが乱れ、疲労感が強くなり眠気やだるさを生じます。
寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB1はエネルギーの供給だけでなく、老廃物の代謝にもかかわっています。
B1だけではありません。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
したがっていっしょにとるのが効果的です。
超高齢社会を目前とした今、元気でイキイキと年を重ねるために、ビタミンB12に注目していただきたいと思います。
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!