世間のヒエラルキーの外側に自分の世界を持とう

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世間のヒエラルキーの外側に自分の世界を持とう
 
概して、私たちは競争を好みます。
些細なことで周囲と自分を比べ、勝てば優越感に浸り、負ければ悔しい思いをする。
それがモチベーションになる場合もありますが、不必要に人と対立したり、不愉快な思いをしたりといったことにもなりかねません。
 
それを避けるもっとも有効な方法は、別次元に行ってしまうこと。
同じ土俵に立たなければ、争いにはならないわけです。
 
例えばクルマを運転していて、後続車から煽られたり、勢いよく追い抜かれてイラッとたりした経験は誰でも少なからずあると思います。
しかし、世の中にはこういう無用な競争に決して巻き込まれない車両というものが存在します。
 
その最たるものが、パトカーでしょう。
よほどの“確信犯”でもない限り、パトカーに挑むドライバーはいないと思います。
あるいは消防車や救急車のような緊急車両、路線バス、除雪車や路面清掃車などの作業車も同様です。
いずれも“競争”の対象としては最初から除外されているはずです。
 
あるいは、もし煽られることがあったとしても、これらの車両のドライバーがイラッとすることもないでしょう。
むしろ、ドン・キホーテを見下ろす風車のような気分になるのではないでしょうか。
 
これらの車両に共通するのは、単に走ることではなく、それぞれ何か別の目的や使命を持っているということです。
つまり、一般車両と同じ道路を走っていても、土俵がまるで違うわけです。
 
クルマにかぎった話ではありません。
同じ土俵の上にいるから、つい競争心を煽られてしまう。
そこから一歩出れば、人とぶつからずにすむのです。
仕事にしても、人と違うことをしていれば潰し合うような競争にはなりません。
 
あるいは趣味にしても、スポーツやゲームは別にして、そもそも人と競い合うものではありません。
むしろ年齢や肩書きとは関係なく、教えあったり評価しあったりするから楽しいのです。
また、自分の好きな世界を、とことん大事にするというのもいいことだと思います。
 
そういう場を持つことで、仮に仕事上でヒエラルキーから逃れられないとしても、オンとオフの切り替えが可能になります。
四六時中競争に晒されて、神経をすり減らす必要はないのです。
 
だいたい人間の対立の背景には、強いストレスがあります。
自分が何かに抑圧されていると感じているから、逆に何かを抑圧したくなる。
その連鎖が、社会に大きなストレスをもたらしている気がします。
 
例えば昔、いわゆる「モンスターペイシェンツ」の方に、残念なことにときどき出会いました。
どの社会にもいらっしゃるのでしょうが、自身の人生の息苦しさややり場のないイライラのはけ口を、立場的に弱い相手にぶつけてしまうのかもしれません。
しかし、それによって一瞬の“快感”を得たとしても、後には自己嫌悪しか残らないと思います。
ならば、そのスパイラルから抜ける方法を考えたほうがよほど生産的でしょう。
 
生きている以上、すべてのストレスから解放されることはありません。
しかし自分しだいで軽減することはできます。
仕事でも趣味でも人間関係でも、そういう道を切り開いていただきたいと思います。
 
人的、社会的に見たときの、階層構造または上下関係のことです。
身近な例で言えば、会長、社長、部長……平社員みたいな上下関係を指します。
また、組織ではなく、その他人間関係でも上下関係があれば使います。
医療従事者や医療機関に対して自己中心的で理不尽な要求果ては暴言・暴力を繰り返す患者や、その保護者を意味する和製英語である。教育現場で教師に理不尽な要求をつきつける親を“怪物”に喩えて「モンスターペアレント」と呼ぶのと同様、医療現場でモラルに欠けた行動をとる患者をこのように呼ぶようになっている。
「本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣 より」

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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
神経伝達物質の材料になる成分を補うことが大切です。
 
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
 ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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