親が楽しんでいる姿を子ども・孫に見せよう

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親が楽しんでいる姿を子ども・孫に見せよう
 
好奇心は、子ども時代に大きく育ちます。
だから親としては、子どもにできるだけ多くの経験をさせたほうがいい。
それも物心がつく前、おもしろいかどうかという判断ができる前の段階のほうが望ましいのです。
 
これは、子どもに「あれをしなさい」「これをしてはダメ」と指示することではありません。
それではストレスを溜めてしまうだけです。
「やれ」と命令されればやる気をなくし、「ダメ」と禁止されればやってみたくなるのが人間です。
 
重要なのは、自分や家族が楽しんでいる姿を子どもに見せること。
それだけでいいのです。
大人でも家族や友人が楽しんでいる姿を見ると興味を持ちます。
「自分もやってみよう」と思うこともあるでしょう。
子どもも同様、親や兄姉、祖父母が趣味や遊びで楽しんでいることに、自然と興味を持つはずです。
 
言い換えるなら、それだけ親(祖父母)としての接し方が重要ということです。
子どもや孫に幸せな人生を歩んでもらいたいとは、誰もが思うことでしょう。
それには、好奇心を育てることが欠かせません。
 
だから子どもに見本を示す意味でも、親は好奇心を絶やさず、さまざまなことに楽しみを見出す。
これが真の家庭教育ではないでしょうか。
 
むしろ「子どものため」「孫のため」を“言い訳”にして、次々と新しいことに挑戦するくらいでいいと思います。
それは結局、子どもや孫のためだけではなく、本人にも充実感や幸福感をもたらしてくれるはずです。
もちろん、脳の認知力保持につながることも間違いありません。
 
なお脳の性質上、一緒に何かを始めた場合には、おそらく子どもや孫のほうが圧倒的に速くマスターすると思います。
ある意味での脳の“老化”によるものですが、これは当然の結果なのでご心配なく。
「本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。
さらに、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
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