コミュニケーションはバーチャルよりもリアルがいい
コミュニケーションと言えば、最近はメールやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス。ツィッターやフェイスブックなど)がすっかり定着しました。
仕事上はもちろん、プライベートな“会話”まで、こういうバーチャルなコミュニケーションが当たり前に行われているようです。
気軽にやりとりできるという意味では、たしかにたいへん便利です。
特にSNSを使って意見を発信したり、自己アピールしたりしたいという気持もあるでしょう。
そういう前向きな気持を持つことも大事です。
しかし脳の健康を保つという意味では、やはりバーチャルではなくリアルなコミュニケーションのほうが重要です。
なぜなら、そこにはやはり共感性が生まれやすいからです。
面と向かって話をすると、できるだけ相手の気持を理解しようと一生懸命になります。
言葉だけではなく、口調や表情、しぐさ、目つきなどの情報から感情を読み取ろうとするはずです。
それが、脳の働きを活性化させるのです。
ところが、バーチャルな世界で文字をやりとりするだけでは、そうはいきません。
例えばメールの文面を見て、送り手の感情まで読み取るのは難しいと思います。
実は怒っていたのに軽く返信してしまったり、意図せずに書いたことが相手を傷つけてしまったりという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
物理的・精神的に距離がある分、相手への意識も希薄化するわけです。
まして、それが日常のコミュニケーションの主流になってしまうと、共感性を磨く機会が失われます。
いくらバーチャルな世界でやりとりしても、それによってコミュニケーションをとっているつもりになってはいけません。
実際に人と会って話す機会も、十分に用意する必要があると思います。
ただ最近、そういう機会は減りつつあるかもしれません。
複数の人が集まる職場でさえ、一日中誰とも口をきかないまま過ごすことがあるようです。
一人で仕事に集中したいときもあるでしょうが、そればかりでは息が詰まります。
せっかく同僚が近くにいるのですから、雑談するような時間をもっと積極的につくったほうがいいと思います。
あるいは職場がそれを許さないような雰囲気なら、なおさら日常のコミュニケーションが欠かせません。
職場外で、そういう場を見つけるよう工夫したほうがいいでしょう。
「本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣 より」
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この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
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