血管を強くする栄養素
炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが血管力を高める食事の基本です。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
たんぱく質は肉や魚から摂れます。
たまごはコレステロールが高いものの、高たんぱく食品のため毎日食べたほうがいいでしょう。
豊富に含んでいるのは羊の肉です。
《HDLコレステロールの高い食材》
「おさかなすきやね」
お[お茶]
さ[魚]
か[海藻]
な[納豆]
す[酢]
クエン酸が赤血球の変形能を高め、血流をよくする。
き[きのこ]
きのこ特有の成分β‐グルカンが、コレステロール値や血糖値を下げる。
や[野菜]
ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富。1日350g以上の摂取を目標に。
ね[ねぎ]
「老いるほど血管が強くなる健康法 より」
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脳の機能にとって神経伝達物質がきわめて重要な存在です。
記憶力の減退も、脳の老化を示す典型的な症状ですが、記憶のネットワークを活性化する働きをしているのが、脳の海馬という組織であることはよく知られています。
その海馬には、アセチルコリン系神経が集中しているのです。
アセチルコリンの合成にはコリン、ビタミンB1、ビタミンB12などがかかわっています。
同時にこれらの栄養をとることが、アセチルコリンを増やすことにつながるわけです。
通常、コリンはレシチン(フォスファチジルコリン)のかたちで、食材から摂取されます。
とくに脳の神経細胞の細胞膜にはたくさん含まれていて、多彩な働きをしています。
血液にのって運ばれる栄養の細胞内へのとり込みや細胞内の老廃物の排出、神経伝達物質の放出や情報ネットワークの形成といった、脳の機能全体に深くかかわっています。
これが、レシチンが「脳の栄養素」と呼ばれるゆえんです。
そのレシチンを多く含んでいる食品の代表が卵黄です。
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