体内時計を整えないと健康にはならない
体内時計は「朝日」と「朝ごはん」で動きますが、実はこの時計はそれぞれにひとつずつあります。
体内時計は2つあるのです。
ひとつは「親時計」と呼ばれるもので脳内に、もうひとつは「末梢時計」と呼ばれて全身の細胞内にあります。
脳にある親時計の方は「朝日」で動き出します。
朝、日が昇るにつれて朝日にパーッと当たることで、脳の親時計が動きだします。
朝日をキャッチするとセロトニンと呼ばれるホルモンが脳内に出ます。
セロトニンは幸せを感じる「ハッピーホルモン」で、これがあることで気分よく目覚めることができます。
昔から「天気がいいと気分が晴れる」といわれるのも、一理あるわけです。
一方、全身の細胞にある末梢時計は、朝ごはんを食べたときに目覚めます。
外から「物(固形物)」が入ることで、初めて動き出すのです。
脳と体の時計は別です。
朝日を浴びるだけでは体の時計は止まったまま。
朝ごはんをしっかり食べることで初めて、腸が排便しようとしたり、腎臓が尿を出そうとしたりして、体内時計がリズムを刻み始めます。
「朝日」と「朝ごはん」。
この2つがセットになってやっと、体の中の2つの時計がリセットされて、外の時間と合い始めるのです。
キャビンアテンダントさんや看護師さんといった、仕事のシフトが不規則な人や夜勤の人は太りやすいというデータがあります。
これも「体内時計がずれてしまう」ことが原因です。
つまり、「体内時計が24時間でリセットされない」⇒「時差ボケのままで体が覚めない」⇒「脂肪を蓄えるタンパク質の分泌が乱れる」⇒「太りやすくなる」という悪循環が起きているのです。
また、朝ごはんは、毎日欠かさず食べることが大切です。
いま食べる習慣のない人は、「毎日なんてとても無理」と思うかもしれませんが、最初はヨーグルトひとつでも、フルーツだけでもいいのです。
朝ごはんを食べるよさは、栄養だけではありません。
このように、体内時計を動かすことでもあります。
朝ごはんのポイントは、「とにかく毎日続けること」です。
朝ごはんを食べると、午前中の集中力にも大きな差が出ることが分かっています。
ぜひ、朝ごはんを食べましょう。
「食事」を知っているだけで人生を大きく守れる より」
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
最近の研究で、ビタミンB12はバイオリズムにかわっていることがわかってきました。
不規則な生活が続くと、バイオリズムが乱れて、自分の意思で起きたり、眠ったりできなくなります。
昼間居眠りをするようでは仕事に支障をきたしかねませんそこで、試してみたいのがビタミンB12です。大量にとると、バイオリズムの回復に役立つと考えられています。
海外旅行の時差ぼけも、なかなか解消しにくいものですが、B12を試してみてはいかがでしょう。
ビタミンB12の働き
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!