必要以上に、周囲を意識しない
「適当に生きる」ことを考えてみる
うつになりやすい人は、「自分はダメだ!」「あれは失敗だった。こうしていれば……」などと考えて、自分を追いつめる傾向があります。
これではストレスはたまる一方です。
だからこそ、まずはストレスが少ない状態にしておくことがポイントになります。
うつ病まで至らなくても、ストレスが多いと病気にもかかりやすくなります。
自分を責めるのは、責任感のあらわれかもしれませんが、何ごとも“ほどほど”にしなければなりません。
胃を壊したり下痢や便秘をしたり、血圧が上がったり……とさまざまです。
高齢者になると痴呆の要因にもなります。
こうなると、人間としての“若々しさ”“エネルギー”のようなものがなくなります。
ストレスを感じやすい人は、少し“適当”に生きる工夫をすることです。
それができないからうつは厄介なのですが、少なくともそういうふうに考えてみましょう。
ある意味での「開き直り」でもあるでしょう。
「ダメだダメだ」ではなく、「これでいいじゃないか」と考えることが、うつから身を守る第一歩かもしれません。
必要以上に、周囲を意識しない
そもそも社会生活にせよ学生生活にせよ、人間はいろいろな人と関わっています。
このとき、「対人関係」という面倒なものがあります。
誰もがみんな人づきあいが上手ではありません。
また、仮に上手でも、思わぬところから誹謗中傷を受けることもあります。
そうなるとストレスがたまります。
このストレスから完全に逃げることは、かなり無理なことです。
人間は、いろいろな人と関わり合いながら生活しています。
当然そこには、人間関係のストレスも生まれます。
社会生活をしている以上、このストレスから逃れることはむずかしい。
とくにストレスを感じやすく、うつっぽくなりがちな人は、対人関係を必要以上に深く考えると思います。
友人の数も多いのではないでしょうか。
ですが、単に知り合いとつながっているだけでは、本当の友人とは言えません。
数は少なくてもいい。
真剣に語り合える、本当に分かり合える友人を持つほうが、ストレス社会を生き抜く意味でも大事だと思います。
ストレスに対処するとき、一人ではつらいものです。
誰かの助けを借りられるようになっているのが、いちばんいい。
人間関係のストレスは、「良い人間関係」を持っていることで解決できることも多いのです。
そもそも、同じ出来事を見たり聞いたりしても、人によって感じ方は違います。
ストレスを感じる人もいれば、スルーできる人もいます。
人間関係も同じです。
ここで言えるのは、「必要以上に、人の意見を気にしない」ということです。
人の話をきちんと聞くことは大切ですが、どう思われているかを気にしてストレスをためるのは、避けるようにしたい。
それが、ストレスへの対処法のひとつでもあるでしょう。
むずかしいことかもしれませんが、気長に考え方を変えればいい、と思えばラクになります。
「こうでなければならない」というのが、いちばん危険なのです。
むずかしいことだけれども、
「必要以上に他人の意見を気にしない」
ということも、ストレス対策のひとつ。
「「うつ」にならない習慣抜け出す習慣 より」
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
ビタミンB12の働き
※ちょっと使える身近な情報をお届けしています!