気圧の変化が交感神経を興奮させる

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気圧の変化が交感神経を興奮させる
 
気圧や気温の低下という気象要素の変化によって、たしかに痛みが増強します。
けれども問題は、そのメカニズムです。
いったいなぜ、天気の変化によって痛みが増強するのでしょうか?
 
痛みの増強には「自律神経」のストレス反応が関わっていて、天気の変化によってそのストレス反応が引き起こされると考えています。
そこでまず、自律神経のストレス反応とは、いったいどのような仕組みなのか見ていきましょう。
 
自律神経とは、「自分の意思とは無関係に、身体の機能を自動的に調節する神経」です。
 
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、交感神経が心身を緊張させる方向へ、副交感神経が心身をリラックスさせる方向へと、相反する働きをしていることをご存知の方も多いでしょう。
交感神経の働きが強くなると副交感神経の働きが弱くなり、副交感神経の働きが強くなると交感神経の働きが弱くなって、体液や内臓各器官の機能を調節し、「ホメオスタシス」を保っているのです。
 
ホメオスタシスとは、日本語では「恒常性」といい、外部環境が変わっても身体が常に一定の状態を保つ機能を指します。
たとえば、私たちは熱いときも寒いときも一定の体温を保っていますが、これもホメオスタシスです。
 
気温が上がると、自律神経が働いて血管を拡張させ、血液の循環によって身体内部の熱を体表面に運び、放出します。
同時に、汗をかいて気化熱で体表面を冷やします。
 
寒いときには、自律神経が働いて血管が収縮し、体表面から熱が逃げないようにします。
そして筋肉を震わせて、熱を作ります。
 
このようにして、暑い夏にも寒い冬にも、体温を一定に保つことができるのです。
「天気痛 つらい痛み・不安の原因と治療方法 より」
 
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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調はもちろん、中枢神経の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
ビタミンB12の働きとしては、成長を促進し、子供の食欲を増進させる、エネルギーを増大させる、脂肪・炭水化物・タンパク質が適切に使われるようにする、集中力・記憶力を高めて精神を安定させる、などが挙げられます。
また、神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果があり、実際、腰痛などの治療にも採用されています。
腰痛や肩こり、手足のしびれにもおすすめです。
 
ビタミンB12の働き
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