
ストレスが万病のもと
嫌なことと言えば、嫌な医者にかからないというのもそのひとつでしょう。
「生理的に合わない」「ちゃんと話を聞いてくれない」「なんだか信頼できない」と思ったら、我慢せずにチェンジしてください。
さて、「嫌なこと」とは、つまりは「自分にとってストレスになること」です。
このストレスが肝心です。
ストレスが悪いということは誰しも知っていることでしょう。
でも、一般的に考えられている以上にストレスは性質が悪いのです。
病気の大半はストレスがかかわっています。
たとえば、胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、ストレスとのつながりがよく知られている病気です。
ストレスで胃が痛くなるという経験をした方は多いでしょう。
これらの病気とストレスとの関連を簡単に説明すると、ストレスによって自律神経のうちの交感神経が高まると、胃酸の分泌が過剰になります。
そして胃や十二指腸の粘膜を傷つけてしまう。
ところで、胃潰瘍も十二指腸潰瘍も「ピロリ菌が原因」と聞いたことがあるかもしれません。
ピロリ菌が作り出すいろいろな物質が胃の粘膜を傷つけるということも正しいのですが、日本人は2人に1人がピロリ菌を持っていると言われています。
では、2人に1人が胃潰瘍や十二指腸潰瘍持ちなのでしょうか?
決してそんなことはありません。
つまりは、ピロリ菌を持っていても胃潰瘍や十二指腸潰瘍にならない人もいる。
ピロリ菌だけが原因ではなく、そこにストレスが加わることで起こる病気なのです。
最近では、「キラーストレス」という言葉も聞かれるようになりました。
脳の扁桃体がストレスを感じると、ストレスホルモンが分泌されたり自律神経が興奮したりといった「ストレス反応」を起こします。
興奮した自律神経も、ギュッと血管をしめあげてしまいます。
ひとつひとつのストレス反応は、一時的なものであればそんなに大きな問題にはなりません。
でも、複数のストレスが重なり、しかもそれが続くと、ストレス反応の暴走が起こってしまうのです。
その結果、心臓や脳の血管が破裂して、心臓発作や脳出血などを引き起こしてしまうことがあります。
もちろん、心臓発作や脳出血を起こせば、死に至ることも。
これが、「キラーストレス」と呼ばれるものの正体です。
「90歳まで元気で生きる人の7つの習慣 より」
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この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
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