愚痴を聞いてくれる友だちを3人持つ

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愚痴を聞いてくれる友だちを3人持つ
 
本来は、うつ病などの病気につながる前に気づくためにストレスチェックを行うのですが、外に出せないからこそ、うつ病になってしまうのです。
 
「私、この間ほんま大変だったのよー もうすごいストレスやわ」
 
こんな風にワーッと吐き出せる人は大丈夫。
反対に発散することができない人が問題で、表に出ないストレスこそ、真のストレスです。
ちなみに、台詞を「私」にしたのは、一般的に女性のほうがストレスを外に発散するのが上手で、男性のほうがため込むタイプが多いから。
 
クリニックで外来診療を行っていても、診察室に入ってくるなり機関銃のようにワーッとしゃべってスッキリした顔で帰っていくのは、ほとんど女性です。
一応、医者として「で、困っているのは何でしたっけ?」と主訴を聞くのですが、「なんやったっけ? でも、スッキリしたからもうええわ!」なんて言って診察室を出て行かれます。
 
診察室をストレス発散の場にすることの是非はともかく、そんな風にストレスを吐き出せる場所、人を持つことはとても大切です。
 
カウンセラーが行っていることも、結局は「聞く」こと。
カウンセリングと言えば、アドバイスをしながらいい方向に導くというイメージがあるかもしれませんが、そのために何をやっているかと言えば、ひたすら相手の話を聞いてストレスを吐き出させるということなのです。
 
世の中の男性にとっては、スナックというお酒を飲む場所も同じような役割を持つのでしょう。
お酒の勢いも借りてスナックのママにワーッと話すことで随分スッキリするものです。
 
私にとっては、占いという場所も同じ意味を持っています。
スナックでボトルを開けるほどにはお金がかからず、マッサージ代と同じくらいの金額で話を聞いてもらえます。
誰かに愚痴を聞いてもらいたいと思ったら占い師さんもおすすめです。
 
もうひとつ、私にとってストレスの発散の場になっているのはブログです。
自分で言うのもなんですが、けっこう忙しく働いている割に毎日(ときには1日に複数回)ブログを更新しているので、よく「何でそんなにブログを書くの?」と聞かれます。
でも、答えは単純明快で、書くことでスッキリするからなのです。
いわば一人カラオケのようなものでしょうか。
 
思ったこと、書きたいことを文章にすることでストレスの発散になっています。
ツイッターフェイスブックなどを日々更新している人も同じではないでしょうか。
ただ、不特定多数の人の目にさらされるものなので、書きたい放題と言うわけには行きませんが、私も「ブログにこんなことを書くな」とお叱りの言葉をもらうことも時にあります。
 
 そういう意味では、やっぱり家族や身近な友人に聞いてもらうのが、一番害がないでしょう。
いずれにしても、ストレスを感じたときに聞いてくれる人、発散できる場所を3つは持っておくことをおすすめします。
 
 毎回同じ人に聞いてもらっていては、たとえどんなに仲の良い人でも受け止めきれなくなって、その人にストレスがかかります。
だから、なるべく3人(3か所)以上の候補を作りましょう。
 
 生きている以上、一切のストレスを避けて通ることはできません。
「断る勇気」でストレスを減らすことも大事ですが、もう一方で大事なのが避けられないストレスをいかに吐き出すかです。
そのはけ口をたくさん持っている人ほど、ストレスに強い人なのでする
 
「ストレス解消法を書いてください」と言われたら、いくつくらい思いつきますか?
 
 1、2個しか思いつかない、まったく思いつかないといった人は、どんな些細なことでもいいので、「こういうことをやっているときには気が紛れるな」「こういうことを考えている間はリラックスできる」というものをたくさん見つけてください。
 
 ストレス解消法をたくさん持ち合わせている人は、ストレスがたまりにくいので病気にもなりにくいでしょう。
昔から言われる「病は気から」はあながち間違いではないのです。
「90歳まで元気で生きる人の7つの習慣 より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
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