毛細血管は何歳からでも自分で増やせる

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毛細血管は何歳からでも自分で増やせる
 
毛細血管は増える!
 
毛細血管は、必要とあらば枝分かれしてにょきにょきと増えていきます(血管新生)
例えばある毛細血管がダメージを受けて血流が悪くなり、その毛細血管が関係する組織の細胞が酸欠や炎症を起こしたとします。
すると、そこに酸素や修復するための細胞を届けるために、その場所に向かって新しい毛細血管が伸びていくのです。
 
どのように毛細血管が増えていくのかについては不明な点が多かったのですが、最近、そのメカニズムが急速に解明しつつあります。
 
毛細血管がダメージを受けると、「血管内皮成長因子(VEGF)」が分泌されて、細胞分裂を促します。
さらに、血液の中のさまざまな血液細胞も、新しい毛細血管をつくる助けになります。
つい最近の研究では、内皮細胞にくっついている周皮細胞が、毛細血管を新しく生み出すサポートをしていることがわかってきました。
 
血管新生にはネガティブな面もあります。
紫外線の刺激によって発生する不完全な毛細血管はシワの原因になりますし、がん細胞は自ら血管を増やし増殖していきます。
それらは病的血管新生といいます。
 
健康に毛細血管が増える、生理的血管新生のメカニズムがさらに解明されて、それを発展させていくことができれば、ネガティブな血管新生を抑制し、全身の毛細血管を若返らせて、究極のアンチエイジングをはかることも可能になるかもしれません。
 
毛細血管は何歳からでも自分で増やせる
 
毛細血管は年とともに減っていきますが、うれしいことに、日常生活のちょっとした工夫で、何歳からでも自分で増やすことも可能です。
 
ただし、毛細血管の生理的減少は現代医学では避けられない部分もあり、ここでいうところの「毛細血管を増やす」という意味は、加齢に伴う毛細血管の量と質の低下を最低限に食い止め、弱っている毛細血管を復活させ、健康な毛細血管を増やすことです。
そのスタンスこそが、病気にならず、より健康になるためにとても重要になるのです。
 
血管の細胞は、血液がしっかり流れることでよみがえりやすくなります。
ですから、毛細血管を復活させ増やすためには、毛細血管に血流が行くようにすることと、血流自体をアップすることが最大のポイントになります。
そのためには、副交感神経を優位にして、毛細血管を開く時間を確保することが大切です。
それは、ストレス対策をしっかりしたうえで、正しい睡眠をとることによって実現できます。
もちろん、血管の原料となる食事や、血流を上げるための適切な運動入浴も鍵となります。
「「毛細血管」は増やすが勝ち! より」
 
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
ビタミンB12、葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、生活習慣・食生活に少し気をつけるだけでも進行程度が変わってきます。
健康寿命を延ばせるかどうかは、老化と上手くつき合っていけるかにかかっているのではないでしょうか。
 
ビタミンB12について?
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