ホルモンの力で睡眠中に生まれ変わる

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ホルモンの力で睡眠中に生まれ変わる
 
私たちの体内には、いつでも、多くのホルモンがかけめぐっています。
 
まずは、数あるホルモンの中から、私たちの体を日々生まれ変わらせてくれる、「成長ホルモン」と「メラトニン」についてご紹介しましょう。
 
この二つは睡眠中にいい働きをするアンチエイジング・ホルモンとして有名です。
 
副交感神経が優位になっている深夜に、体を修復・活性化して生まれ変わらせてくれる、いわばグリム童話の「靴屋が眠った後で、仕事を片付けてくれる小人」のような存在です。
 
成長ホルモンとはその名のとおり、体の成長を促進するホルモンです。
 
これがもっとも分泌されるのが睡眠中であり、成長ホルモンの作用で骨が太くなり、筋肉がつき、身長が伸びます。
「寝る子は育つ」は正論なのです。
 
では、大人になってしまった私たちは、成長ホルモンを無視してもいいのでしょうか?
 
いえいえ、大人になっても成長ホルモンは大きな役割を果たしています。
 
私たちの体は睡眠中を中心に「生まれ変わって」います。
 
私たちの体は、睡眠中に「再生工場」と化すのです
 
例えば、皮膚でも基底層で新しい細胞が生産され、それと入れ替わるように古い細胞が外表に向かって押し上げられます。
これが角質層になります。
その角質層も垢としてはがれ落ちますが、このターンオーバーのサイクルが約4週間と言われます。
 
このターンオーバーは新陳代謝と呼ばれますが、新陳代謝がもっとも進展するのが睡眠中というわけです。
そして、睡眠中の新陳代謝をサポートするのが成長ホルモンです。
 
「美肌をつくるにはよい睡眠を」
 
最新の医学研究の結果でも、これは正しいと確認されています。
 
私たちの骨も、じつは約5年間で生まれ変わります。
新しい組織に入れ替わっているのです。
これは骨代謝と呼ばれます。
大人にとっても、丈夫な骨はぐっすりの睡眠からというわけです。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
 
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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインはLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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