ダイエット・覚醒・ストレスのホルモン
ダイエット・覚醒・ストレスのホルモン
多様な顔を持つホルモン、コルチゾール
睡眠中に分泌されるのは、メラトニンや成長ホルモンだけではありません。
コルチゾールというホルモンも眠っているときに分泌されます。
早朝にピークとなり、夕方にかけて減少する性質上コルチゾールは「覚醒ホルモン」とも呼ばれます。
また、コルチゾールには抗炎症作用があり、アレルギーを抑える働きがあります。
さらに脂肪の燃焼作用があることから「ダイエットホルモン」とも言われます。
理想的な睡眠によって睡眠中のコルチゾールを適度に増やすと、眠っているうちに健康的に太りにくくなるのです。
一方で、コルチゾールは「ストレスホルモン」とも呼ばれます。
ストレスに対抗して体を守るためにコルチゾールが出るわけですが、出すぎると血糖値が上がる上に、免疫力を下げてしまう原因となります。
実際、睡眠時間が短すぎると、コルチゾールが必要以上に出すぎてしまい、血糖値上昇、血圧上昇を引き起こしてしまうという研究結果が得られています。
覚醒ホルモン、ダイエットホルモン、ストレスホルモン。
一つのホルモンが、その状況次第で三つの呼ばれ方をする。
これはホルモンという物質が「良きも悪しきも」私たちの体に、いくつもの違った作用をする事実を物語っています。
イギリスが生んだ名作「ジキル博士とハイド氏」ではありませんが、ホルモンには複数の顔がありえるのです。
「ホルモンを活かせば、一生老化しない より」
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自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
ビタミンB12について?
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