繰り返し同じ行動を行うことで、神経回路は強化される
「練習は本番のように、本番は練習のように」。
これは、アスリートやアーティストなど、「一発勝負」にかけるさまざまなプロフェッショナルに聞いたとき、みなさん口を揃えておっしゃることです。
本番を練習のように行うため、決まった動作(=ルーティーン)を行い、本番を迎えています。
これは科学的に見たときも実に理にかなったやり方で、脳は繰り返し同じ行為をさせることにより、その行為を行うための神経のつながり、回路が強化されます。
その行為を効率的に行うための神経回路をつくりあげるのです。
たとえば、楽器を練習するとき、弾けないフレーズを繰り返し弾くことにより、だんだん効率的に、ひいては自動的にそのフレーズが弾けるようになっていきます。
プレゼンや商談などで失敗してしまうのは、単純な話、いつも以上のパフォーマンスを本番に期待するからです。
しかしながら、脳の仕組みを見れば、そううまくいかないのは明らか。
つまり、日々の仕事への向き合い方が、そのままパフォーマンスに直結します。
たとえば、営業マンでいえば、表情や声の出し方、話の進め方など、大物のお客さんのところだけで張り切っても、意味がありません。
どのお客さんに対しても、常に同じような態度で接していなければ、本番でそれ以上の成果は出ないのです。
繰り返されることで、行動は強化されていく、そう考えると、アスリートなどに限らず、すべての人にとって「練習も本番のように行う」ことが、自身の能力を高めていく方法ではないでしょうか。
「科学的に元気になる方法集めました より」
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脳や神経が働くときは、神経線維同士の間を情報伝達物質というものが行き来します。
二本の神経線維で一単位となるその部分は「シナプス」と呼ばれます。
シナプスが豊富できちんと機能している場合、脳や神経の働きはよくなります。
このシナプスは、歳をとっても増加し、より成熟した結合が進行するとされています。
ビタミンB12は、シナプス形成に重要な栄養成分です。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
ビタミンB12について?
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