心のゆとりを取り戻す


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心のゆとりを取り戻す
 
お茶をゆっくり淹れ、
「何もしない時間」をつくることで
脳がリセットされ、平成が戻ってくる
 
現代人は忙しいですから、「落ち着く暇もない!」「忙しくて頭がおかしくなりそうだ!」「まったく余裕がない!」という状況に陥ってしまうことも珍しくないと思います。
 
余裕がなくなると、つい人に厳しい態度を取ってしまったり、うまくいかないことに腹が立ったり、悪循環になりがちです。
 
そこで、その負の連鎖から抜け出す方法を一つ提案させてください。
 
それは、ゆっくりとお茶を淹れること。
 
ポイントは、「ゆっくり」「自分で淹れる」ことです。
 
日本茶や紅茶、コーヒーなどには健康面でいろいろと良い効果があると言われていますが、心のゆとりを取り戻すには、このお茶を淹れる時間が重要です。
 
自律神経が乱れてしまう人は「忙しい」状態にあることが多いのですが、これには物理的なものだけではなく、脳が「忙しい、忙しい」と切迫感を覚えて、頭がブスブスとオーバーヒートしているかのように感じるということもよくあります。
 
物理的な忙しさは、仕事などを実際に終わらせるしかありませんが、精神的な忙しさなら、いったんリセットすることができます。
その方法が、お茶(コーヒーも含めて「お茶」と呼ばせてください)をゆっくり淹れることです。
 
これでなぜ自律神経を整えることができるのかというと、「デフォルト・モード・ネットワーク」といって、何もしていないときには脳が整理されて、リセットされるからです。
 
つまり、他に何もしない状態をあえてつくるのがよく、「お茶をゆっくりと淹れる」と自然とぼーっとした状態に近くなるわけです。
 
ですから、ちゃんとした茶葉や豆を買って淹れる必要はありません。
ティーバッグをお湯に入れて待っているだけでもOKです。
これなら、きっと会社などでもできるはずです(良いお茶の場合は、香りも良くて、健康効果やリラックス効果もアップするでしょうし、気持ちも高まると思うので、少し奮発するのもありでしょう)。
 
とにかく重要なのは、他のことをせずに、じっと待つことです。
 
個人的におすすめする方法は、ハーブティーなどを淹れている間に、砂時計を用意して、砂がただ落ちるのを見ることです。
 
ただ待とうとすると、結局「待たないと」というプレッシャーを脳が感じてしまうことがあります。
でも、砂時計があることで、「ただ砂時計を見つめる」ことに集中できるので、ゆったりと待つことができます。
 
人間は緊張しているときよりも、ボーッとしているときのほうが脳が活発になり、ミスが少なくなったり、アイデアも生まれやすくなるという研究結果もあります。
ぜひとも、1日の中で、ボーッとする時間をつくってみてください。
 
なお、外出先のときはお茶を淹れることができないので、買った飲み物が飲みやすい温度に下がるまで、両手でじっと持ってひたすら待つ……なんていう方法もありでしょう。
「科学的に元気になる方法集めました より」
 
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12について?
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