血管強化で心臓病・脳卒中を防ぐ

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血管強化で心臓病・脳卒中を防ぐ
 
さて、血管を強化すると、どんないいことがあるのでしょう。
ここからいくつか例を挙げて説明していきましょう。
 
まずひとつめ。
血管強化で血管の病気を防ぐことができる!
言い換えれば、心臓病・脳卒中になりにくいカラダをつくれるということ。
ある意味、当たり前と言えば当たり前ですが……。
 
脳卒中は、突然、脳の血管が破裂したり詰まってしまう病気。
突然の脳卒中で突然の半身不随や寝たきり生活が始まります。
 
心筋梗塞は、心臓の血管が突然詰まってしまう病気。
この場合、心臓が突然止まる突然死を引き起こしかねません。
 
動脈瘤破裂も、知らないうちに大きくなった血管が突然破裂し、命を奪います。
 
血管強化をする前のスタート段階で、すでに血管にダメージがたまっている方もいらっしゃることと思います。
ここで、大きな血管病の前兆について少しお話します。
もし、次のような前兆があれば、一刻も早く血管専門医を受診することをお勧めします。
 
心臓病の場合
 
心臓の血管が何の前触れもなく突然詰まって心筋梗塞を起こす人が多い中、運がいい人は、血管が詰まりかけた状態で病気がいったんストップすることがあります。
この状態では血管が狭いため、心臓への栄養が足りなくなる、狭心症と呼ばれる病気となります。
狭心症の状態で典型的なのは、歩いている最中に息が切れてくる、胸が締め付けられる、動悸がしてくるという状態です。
 
脳卒中の場合
 
脳卒中も同様に、突然脳の血管が破れたり詰まってしまう前に、前兆の出る方がいます。
一過性虚血発作と言われるものです。
一時的に強く脳の血流不足の状態になるので、一時的に脳卒中の症状が出ます。
たとえば、突然、箸を持っていた手に力が入らなくなって箸を落としてしまう。
5分もすると元に戻る。
「あれ?さっきのはいったい何だったんだろう」というような症状です。
 
動脈瘤の場合
 
動脈瘤は最も前触れのない血管病ですが、破裂の直前にのみ動脈瘤周辺に痛みが出ることがあります。
 
足の血管の場合
 
足の血管が詰まりかけると、歩行時に足の痛みが出てきます。
100メートル歩くと足が痛くなるという症状から始まり、その距離が50メートル、10メートルと減っていき、しまいには歩かないのに足が痛く、冷たくなり、感覚も鈍くなる。
そうなると、下肢の壊疽などが起こり、足を切断しなければいけなくなる方もいらっしゃいます。
 
これらはすべて、血管病のSOSのサインです。
こんなことにならないための血管強化、大切ですよ。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
近年、動脈硬化の原因として新しく注目されているものに、ホモシステインというものがあります。
虚血性心疾患である心筋梗塞の発作を起こした人の2割程度にしか高コレステロール血症が見られないことから、これまで長い間、コレステロール以外に動脈硬化の原因となるものがあるのではないかと考えられていました。
そうして、ホモシステインがそのひとつの原因だと注目を集めるようになりました。
このホモシステインが動脈の壁に沈着すると、酸化される過程で血栓を引き起こし、血管を傷害して動脈硬化を引き起こすのです。
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
さらに、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12について?
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