血管若返り成分「NO」とは?

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血管若返り成分「NO」とは? 
 
ここでは、血管強化においてもっとも重要で必要な成分、NOについてお話します。
 
NOとは、一酸化窒素のことを指します。
 
血管は3層構造を呈しており、最も内側はたった1層の血管内皮細胞と呼ばれる細胞から構成されています。
血管内皮細胞はいわば血管の司令塔。
そこからは多くの物質が放出され、血管は正常な収縮、拡張を保ち続けています。
 
NOは、血管内皮細胞から放出される強力な血管拡張物質です。
 
NOは非常に優れた物質で、主に次のような作用を持っています。
 
1. 血管拡張作用
2. 血栓をつくりにくくし、血液をサラサラにする作用
3. 血管の炎症を抑える作用
4. 抗酸化作用
5. 血管のプラークと呼ばれるコレステロールのこぶの発生を抑える作用
 
など、血管によいさまざまな機能を持っています。
 
NOは、末梢の血管を拡張させて血液を改善させる効果もあるので、滞った血液やリンパの流れを刺激して、むくみや冷え性や肩こり、慢性的な疲労を改善させる効果も期待できます。
デスクワークの多い方にもNOは必須と言えますね。
 
しかし、カラダの活性酸素が多いと、NOは存分にその能力が発揮できません。
なぜなら、NOの持つ抗酸化力が活性酸素の消去に使われてしまい、血管を強化する前に能力が落ちてしまうからです。
 
また、30歳過ぎから、NO自体の産生能力も落ちてきます。
 
その結果、血管老化を起こしてくると、血管内皮細胞の機能が低下し、NOの産生も低下、血管は瀕死の状態となります。
 
ですから、食事や運動、サプリメントなどでNOの産生能力を助ける必要があります。
 
NOを効果的似活用するため、抗酸化作用の強い食材を一緒にとる習慣も必要でしょう。
 
NOはアルギニンとトルリンというアミノ酸からつくられますので、普段からアミノ酸、タンパク質を、赤身の肉や豆腐などから意識してとることも大事です。
 
定期的な運動も、NO産生には欠かせません。
 
NOは血管強化には欠かせないものなので、ぜひ覚えておいてください。
 
NO産生に役立つ具体的な食べ物や運動法はまた詳しくお話します。
 
血管強化の合言葉は、NOです!
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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