【習慣1】血管への栄養補給

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【習慣1】血管への栄養補給 
 
まずは1つ目の習慣です。
血管へもっと栄養を!
ということです。
 
体力がなくなれば栄養ドリンクを飲んで栄養補給をするように、血管に元気がなくなれば血管にも栄養補給をしようということです。
 
なるほどたしかに、と思いませんか?
理にかなっていますよね。
 
でも血管への栄養補給なんて、なかなか考えたことがないのではないでしょうか?
 
現代の日本人に血管病の方がたくさんいらっしゃる理由の多くは、この栄養の問題が絡んできています。
 
もともと血管の壁の一番内側は、内皮細胞と呼ばれる薄い一層の細胞でできています。
 
ここに絶え間なく血液がぶつかってくるため、内皮は傷つきやすくなっています。
 
栄養満点の元気な血管であれば、傷ついた内皮は瞬時に修復、再生されて健康な血管を保ち続けることができます。
 
でも、栄養不足の血管は元気がなくなり、ダメージに対する抵抗力が落ちると傷つきやすくなっていく。
すなわち再生力、修復力が落ちるということです。
 
傷のついた血管は元に戻りづらくなり、血管はその間に変性してしまいます。
 
だから、血管を栄養で満たしてあげて、血管の再生能力、修復力をアップさせる必要があります。
 
さて、血管に必要な栄養とは何なのでしょう?
どんなものが浮かびますか?
 
血液サラサラだから、納豆?
ポリフェノール豊富な赤ワイン?
最近、魚がいいって聞いたことあるなあ?
それとも暴飲暴食がだめなんだから粗食でしょう……。
 
ここに挙げた例は、ある程度正解です。
 
でも、この食べ物が血管によいのは、その食べ物の中に血管によい栄養素が含まれているからです。
 
つまり、血管によい栄養素、栄養成分が何かを知ることが大事です。
 
これら、血管によい成分が血管の酸化や炎症を抑えてくれるのですから。
 
ここで問題なるのは、血管によい栄養素が、はたして食べ物だけからで十分とれているのかということです。
現代の食品に含まれる栄養素が、昔の何分の一以下にまで落ち込んでしまっているという現実があるのです。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
 
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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