人体最大のデトックス器官、腸を使おう

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人体最大のデトックス器官、腸を使おう 
 
血管をデトックスするには、カラダ全体のデトックス能力を高めていく必要があります。
 
体内にたまった毒物、悪玉物質を解毒化し、体外に排出するシステムが人体にはいくつかあります。
 
人体は、便、尿、汗、毛髪などから、自分に必要のないものを外に出そうとしています。
これらデトックス器官のうち、最大のデトックス器官が腸なのです。
実にデトックス処理全体の75%を一手に引き受けている器官です。
 
また、腸は便として悪玉物質をデトックスするのはもちろんのこと、カラダゲートキーパーとして悪玉物質を体内に入れないバリアの役目もあります。
からしっかりとデトックスされていれば、血管もどんどんデトックスされていきます。
 
同時に血管が強化されていけば、腸の血流がどんどんアップするために腸のデトックス効果も増強していきます。
 
血管と腸は、相乗効果で改善し合うのです。
腸でしっかりとデトックスできるようにするためには、腸内環境と呼ばれている腸の状態をよくすることが必要不可欠です。
 
そして、便秘がちな方は、腸内環境は最悪です。
 
デトックスは便というかたちで体外に出ていくわけですから、便秘=腸デトックス器官が機能していないということになります。
同様に、便秘と下痢を繰り返す人も、腸内環境は狂っていると言えます。
腸内環境をよくする上で最も大事なもの、腸内細菌という細菌のバランスです。
 
腸内細菌の中には、腸内環境をよくしてくれる善玉菌と、腸内環境を悪化させる悪玉菌が存在します。
いわゆる乳酸菌、ビフィズス菌と呼ばれるものが善玉菌です。
 
最近では食環境やストレスの変化で、腸内環境が劣悪になり、悪玉菌が腸に蔓延するばかりか、ついにカンジダというカビが生えてきてしまう方も急増しています。
 
そこで、やらなければいけないことは、しっかりと腸によい栄養をとることです。
腸によい栄養とは、まずは食物繊維、食物繊維は善玉菌のエサになってくれます。
ビタミンBも、善玉菌を育てる上で多めにとっておきたいところです。
 
また、腸からはリラックスさせる神経伝達物質セロトニンが多く分泌されています。
本来、脳から出ていると思われていたセロトニン、実はその75%は腸から出ているのです。
 
ですから、腸がよくなれば、デトックス効果だけでなくリラックス効果も高まります。
 
腸はストレスのコントロールも担っているのです。
 
腸は脳とつながっています。
また、血管もストレスに敏感に反応します。
これは血管と脳がつながっている証拠。
 
つまり、血管と脳と腸は互いに深くコントロールし合っているということです。
人体は奥が深いですね。
「強い血管をつくる5つの習慣 より」
 
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「老化」と聞いたとき、どんな変化を思い浮かべますか?
顔のシミやシワ、老眼、体力の衰え……。
それらももちろん老化の1つですが、根本的な老化とは「血管が衰えること」です。
 
わかりやすく言うと、血管の衰えとは「動脈硬化」のことです。
動脈硬化とは、血管が「硬くなること」「狭くなること」「血栓で詰まりやすくなること」。
動脈硬化は年齢とともに発症しやすくなり、50代になるとほとんどの人(女性は60代から)に動脈硬化が見られるようになります。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
また、ビタミンB12は、萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12は、葉酸をはじめとするビタミンB群、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒に摂ることが望ましいとされています。
 
人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
 
ビタミンB12について?
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