炎症を抑える「食生活の工夫」

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炎症を抑える「食生活の工夫」
 
加齢とともに体内の炎症は進む
 
慢性炎症は誰しも無縁ではありません。
なぜなら、「老化」という避けられない炎症もあるからです。
ただ、80歳、90歳と高齢であっても、炎症レベルが低い人がいるのも事実です。
ということは、避けられないくすぶりはさておき、肥満などから起こる避けられるくすぶりを避けて、くすぶりを抑える工夫を取り入れれば、実年齢よりもずっと若い体を保てるということではないでしょうか?
 
すべての人に知ってほしい、くすぶりを抑える方法を紹介します!
 
炎症を抑える「食生活の工夫」
 
◎いまの日本人は「オメガ6系脂肪酸(アラキドン酸)=炎症を促す油」を摂り過ぎている
◎「オメガ3系脂肪酸(EPA、DHA)=炎症を抑える油」は意識しないと摂れない
 
炎症を抑える油を増やすには、大きく3つの方法があります。
 
〔方法1〕EPAやDHAが豊富な魚を食べる
肉も大切なタンパク質なので、昼食で肉を食べたら夕食は魚にするというように、肉と魚を交互に食べるといいでしょう。
 
〔方法2〕体内でEPA、DHAに変換されるαリノレン酸を多く含んだアマニ油やエゴマ油などを摂る
 
〔方法3〕魚が苦手な人はあくまでも補足としておすすめしたいのが、EPA、DHAのサプリメントで補うという方法。
本音を言えば、よりよいのは、医師が処方箋を書いて処方する高純度の「EPA製剤(エパデール)と「EPA・DHA製剤(ロトリガ)です。
脂質異常症の治療に使わせる薬で、魚の油のなかからEPAやDHAだけを抽出しているので、純度が9割以上と高く、EPA、DHAを効率的に摂れます。
ダイオキシンの心配もありません。
 
脂質異常症の患者さんにEPA・DHA製剤を出して、オメガ6脂肪酸を多く含むサラダ油を控えてもらったら、コレステロール値だけではなく、花粉症までよくなった、肌もきれいになったという人が続出しています。
ただ、EPA製剤、EPA・DHA製剤は、脂質異常症がある人にしか出せません。
脂質異常症以外の方は、純度という点では劣りますが、市販されているサプリメントを活用ください。
ただし、サプリメントというのはあくまでも栄養を補うためのものです。
食事のなかで魚などからEPAやDHAを摂れるなら、そのほうがいいということは忘れないでください。
「体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! より」
 
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
 現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経(手・足)の不調はもちろん、中枢神経(脳・脊髄)の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
ビタミンB12について?
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