高価なコラーゲン食品よりも効く!「5大たんぱく源」

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高価なコラーゲン食品よりも効く!「5大たんぱく源」
 
女性なら気になる「コラーゲン食品」について触れます。
肌や髪の毛のために「コラーゲン食品」を摂っている女性も多いでしょう。
コラーゲン食品には、フカヒレ、すっぽん、うなぎ、手羽先、豚足、牛すじ、煮こごりなどがあり、サプリメントも数多く販売されています。
コラーゲンは、たんぱく質の一種。
細胞と細胞をくっつける性質があり、肌や骨、靭帯といった組織を丈夫にしてくれます
カラダにあるたんぱく質のおよそ30%はコラーゲン。
ことに肌に弾力と潤いを与えている「真皮」層は、水分を除くと約70%は、コラーゲンが占めています。
そこで「コラーゲン食品を食べると美肌効果がありそう」と期待してしまいますが、必ずしもそうとはいえません。
コラーゲンもいったんはアミノ酸レベルにまで分解されてから体内に入るため、コラーゲン食品をせっせと食べても、それがそのまま肌のコラーゲンになるわけではないからです。
 
わざわざフカヒレやスッポンといったコラーゲン食品を食べたり、高価なサプリメントを摂ったりしなくても、牛肉や鶏肉や大豆・大豆食品といった5大たんぱく源(肉類、魚介類、牛乳・乳製品、卵、大豆・大豆食品)を毎日欠かさず食べていれば、肌のコラーゲンはちゃんと再生されます
美肌効果を狙うなら、これらの5大たんぱく源とともに、ピマン(パプリカ)、ブロッコリー、カリフラワー、パセリ、芽キャベツといった野菜、アセロラキウイフルーツ、レモン、ライムなどの果物を食べる習慣をつけてください。
なぜなら、野菜や果物に含まれるビタミンCがコラーゲンの合成に欠かせないからです。
コラーゲン食品を食べても、野菜や果物の不足でビタミンCが足りないと、体内でのコラーゲンの新陳代謝は滞るようになり、肌に古いコラーゲンが蓄積して美容にマイナスの結果をもたらす恐れがあります
 
ビタミンCが不足してコラーゲンが作られなくなると、「壊血病」という恐ろしい病気が起こります。
コラーゲンが欠乏して細胞と細胞の結合が不完全になり、皮膚や粘膜などから出血を起こして死に至る病気です。
憎めない海賊ジャック・スパロウが大活躍する映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズが舞台とする17~18世紀の大航海時代壊血病は原因がわからない難病として、船員たちから海賊よりも恐れられていました。
当時、長い航海に備えて船には、パンやパスタといった主食に加えて、干し肉などのたんぱく源が大量に積まれていました。
ところが、新鮮な野菜や果物が不足しており、知らない間にビタミンCが欠乏していたのです。
たんぱく源をいくら食べても、ビタミンCがないとコラーゲンが作られないため、恐ろしい壊血病が起こったのです。
のちに壊血病の原因がヒセタミンCの欠乏だとわかり、ザワークラウト(ドイツ発祥でビタミンCを含むキャベツの漬物)やライムジュースなどでビタミンCを摂るようになり、壊血病から船員たちはようやく救われました。
「強く、美しくなる食事 より」
 
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ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
 
ビタミンB12は、体にとって重要なタンパク合成と核酸(DNA)合成を司る栄養素です。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
現在、ビタミンB12は神経ビタミンとしての認識が一般的となっています。
末梢神経の不調はもちろん、中枢神経の機能低下にも有効であることが明らかになっています。
 
ビタミンB12について?
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