ビタミンCは、「ストレス」をやわらげる
水溶性ビタミンで目を向けたいのはビタミンCです。
20~40代の女性の摂取量は60~70mlで、1日100mlという推奨摂取量をはるかに下回っています。
ビタミンCで何よりも注目したいのは有害な活性酸素による酸化を防ぐ抗酸化作用です。
これまで何度か「活性酸素」「酸化」「抗酸化作用」という言葉を使いましたが、ここで改めて整理したいと思います。
体内で効率的にエネルギーを生み出すには酸素が必要ですが、酸素は酸化を起こしやすいという特性があります。
酸化とは、物質を作っている分子から電子を奪う反応。
釘がサビるのも酸化によるものです。
呼吸で取り入れた酸素の2~3%は、さらに酸化を起こしやすい物質に変化してしまいます。
それが活性酸素です。
紫外線を浴びるとシミやシワができるのも、皮下で活性酸素が発生するのがきっかけです。
そればかりか、細胞内のDNAが活性酸素で酸化されると、ガンの引き金にもなってしまうのです。
活性酸素による酸化をブロックしてカラダを守る反応を抗酸化作用といいます。
生きている限り、呼吸で酸素を取り入れていますし、取り入れた酸素から生じる活性酸素をゼロにはできません。
ビタミンCやビタミンEは、酵素と同じような抗酸化作用を持ち、カラダを守る働きがあるのです。
日々ストレスフルに過ごされている方はその分ビタミンCも大量に消費していますので要注意です。
白血球を増やして免疫力を高める働きもあります。
ビタミンCはもっとも大量に必要とされるビタミンの一つ。
ビタミンCは女性にとって大切な鉄の吸収を増加させる働きもあるので、生理周期に合わせてたっぷり摂っていただきたいです。
「強く、美しくなる食事 より」
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12について?
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