真っ先に緑黄色野菜のコーナーに足を運びましょう

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真っ先に緑黄色野菜のコーナーに足を運びましょう
 
「マゴワヤサシイ」のなかでも、ヤ=野菜の摂取はぜひ増やしてください。
 
野菜にたんぱく質はほぼ含まれていませんが、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富です。
この他、有害な活性酸素の害を防ぐ抗酸化作用などを持つ「ファイトケミカル」を含む野菜も多くあります。
ファイトケミカルとは、野菜などの植物が造り出す有用な化学成分の総称。
トマトのリコピンが有名です。
 
 野菜は色の濃い緑黄色野菜と、色の薄い淡色野菜にわけられます(厳密な定義は別にありますが、ここではわかりやすく色で分類します)。
緑黄色野菜には、トマト、ホウレンソウ、ブロッコリー、モロヘイヤ、小松菜、ニンジン、カボチャ、パセリ、ニラなどあります。
淡色野菜には大根、タマネギ、キャベツ、白菜、キュウリ、レタスなどがあります。
 
 日本人の野菜摂取量のトップ3は大根、タマネギ、キャベツであり、淡色野菜を好む傾向があります。
淡色野菜もいいのですが、緑黄色野菜は抗酸化作用や免疫力を高める働きを秘めたβ-カロテンやファイトケミカルが多く含まれており、淡色野菜よりも総じて栄養価が高い傾向がありますから、緑黄色野菜をもっと増やしてください。
 
厚生労働省1日350g以上の野菜摂取をすすめていますが、成人女性は1日平均270g程度しか摂れていません。
しかも若い世代ほど摂取量は少なく、20代は228g、30代は237g、40代は236gほどに留まっています。
 
さらに厚生労働省では350g以上のうち、120g以上を緑黄色野菜から摂ることを推奨していますが、成人女性の緑黄色野菜の摂取量は1日平均90g程度。
こちらも若い世代ほど摂取量は少なく、20代は68g、30代は73g、40代は75gほどと目標の下限の120gには遠く及ばないのが現状です。
 
野菜は生なら片手で100g、おひたしなら小皿1枚分で70gが目安。
外食でも自炊でも緑黄色野菜を中心として、野菜料理を毎食とるように心がけてください。
 
食材の買い出しにスーパーへ出かけたら、真っ先に緑黄色野菜のコーナーに足を運び、旬の緑黄色野菜を買ってください
それから「マゴワヤサシイ」の残りの食材を買い揃え、最後に肉類を買って帰るようにしましょう。
そう心がけるだけで、自炊の栄養バランスは格段に良くなるに違いありません。
「強く、美しくなる食事 より」
 
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各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
よく、ヒトは1人では生きられないといいますが、栄養素もひとつだけでは機能しません。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12について?
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