舌と唇が滑らかに動きますか?「パ・タ・カ」テストで簡単チェック

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舌と唇が滑らかに動きますか?「パ・タ・カ」テストで簡単チェック
 
 オーラルフレイルを評価する方法の1つに、「パ・タ・カ」テストというものがあります。
専門的な用語では、「オーラル・ディアドコキネシス」。
いわゆる、渇舌を見るものですね。
地域のフレイルチェックに参加したことがある人は、きっと必死で「タタタタ…」と発音したことを覚えているのではないでしょうか?
 
これは口腔機能の中でも唇と舌の滑らかさ、速度をチェックするものです
「パ」「タ」「カ」をそれぞれ5秒間ずつ、できるだけ早く、はっきりと発音し、何回発音できたかを数えます(現在行なっているフレイルチェックでは「タ」と「カ」のみ)。
専用の計測する機器もありますが、紙とペン、ストップウォッチ(スマートフォンに附属の機能などを利用しましょう)があれば大丈夫。
機器を使わなくてもカウントできるので、以下の図を見てやってみてください。
 
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【判定】
1秒あたり6回以上発音できていれば問題なし。
6未満の人は、口まわりの筋肉が弱っているかも。
日ごろから意識して口や舌を動かそう。
 
1音ずつにはそれぞれ意味があり、「パ」は唇の動きの評価で、咀嚼に欠かせない唇が速く、巧みに動くかどうかを確かめるもの。
「タ」は咀嚼したものを飲み込むときに使われる舌の先端部分がきちんと動いているかどうかのチェック。
「タ」の発音では、渇舌のよしあしもわかります。
そして、「カ」は咀嚼したものをのどの奥へ送り込む舌の根元部分の能力を評価するものです。
 
もし、1秒あたり6回未満しか発音できなかったとしても、がっかりしないてください。
ここでオーラルフレイルの危険性に気づいたのですから、あとは口の力を鍛えるのみです。
「東大が調べてわかった衰えない人の生活習慣 より」
 
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 筋肉や神経を動かすエネルギーを作るのがビタミンB1、神経伝達物質の生成に働くのがビタミンB6、そしてビタミンB12の役目は神経細胞内の核酸やタンパク質などを合成、修復することにあります。
どのビタミンが不足しても神経は正常に働いてくれません。
 
また、ビタミン欠乏症が原因で、認知症になるケースがあるそうです。
現在60歳以上の人の20パーセントでビタミンB12の欠乏が見られます。
これは歳をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
血液検査では見つけられないような軽度のビタミンB12の欠乏でも、認知症に似た神経異常を引きおこすことがあります。
とくに高齢者では、ビタミンB12の値が基準値の範囲にあっても、それが下限値の場合には、記憶障害をおこすことが知られています。
近年、日本人の死因の上位占めているガン・心筋梗塞・脳血管系の疾患、そして高血圧症などの生活習慣病の多くは、戦後、日本人の食生活が欧米化し、動物性食品を多くとるようになったことに起因すると言われています。
長寿のためには、動物性食品を控えた方が良いという事ですが、一方では動物性食品を摂らないことからビタミンB12を摂取できなくなる恐れがでてきます。
ビタミンB12を摂取できないことで、脳のビタミンとしての作用が欠落してしまうという深刻な問題も起きています。
 
ビタミンB12は細胞の生成に重要な核酸たんぱく質、認知機能と関係が深く、また、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きがあります。
ビタミンB12は、ストレス社会に生きる現代人のこれからの健康に役立つ栄養素です。
 
ビタミンB12について?
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