メラトニンの抗酸化作用が肌の老化を防ぐ

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メラトニンの抗酸化作用が肌の老化を防ぐ
 
メラトニンの抗酸化作用が、色白の肌にも重要な役割を果たすことを解説しましょう。
 
そもそも、日焼けはどうして起こるのか。
実は太陽光に含まれる紫外線は、皮膚に対して悪玉物質の活性酸素を発生させ、皮膚の損傷と老化を促進させます。
ひどくなると、癌を誘発することもあります。
その紫外線障害を防護すべく、皮膚のメラニン細胞(メラノサイト)が紫外線によって活性化され、メラニン(チロシンが材料)合成を促進させることが明らかになっていまする
その結果、メラニン細胞が表皮に大きく広がって、メラニン色素の色、すなわち、黒褐色に皮膚を変色させます。
これは皮膚を紫外線から防護する正常な反応で、誰でも日焼けはします。
 
それに対して、夜になるとメラトニン松果体から分泌されて、皮膚の活性酸素を除去しメラニン合成を抑えてくれます。
と同時に、昼間に作られたメラニン色素を代謝・分解して、皮膚を元の状態に修復します。
朝になると日焼けが薄らいでいます。
これが1日のサイクルで繰り返されます。
ところが、夏の日差しが強いときには、メラトニンによる修復が追いつかなくなり、皮膚が黒褐色に変色したままになります。
これが夏の日焼けのメカニズムです。
しかし、秋から冬にかけて日差しが弱く短くなってくると、紫外線によるメラニン合成が減少、同時に夜が長いので、メラトニンによる修復作用がじっくり行われて、徐々に肌が色白になります。
これが、季節による皮膚の周期変動ということになります。
UVカットの日焼け止めクリームを使用しないでも、自然に人の肌は色白になるようにできているのです。
 
メラニンメラトニンは発音がよく似ていますが、その理由は、皮膚のメラニン研究の過程で、メラトニンが新たに発見されたためです。
当初、メラトニンは皮膚のメラニン合成を抑える物質として研究されましたが、さらに研究が進むうちに、皮膚だけでなく、全身に影響を与える物質、特に睡眠を誘発するホルモンとして注目されるようになった、という経緯があります。
「自律神経をリセットする太陽の浴び方 より」
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私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12の働き
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