自然をリスペクトする生活とは「昼」

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自然をリスペクトする生活とは「昼」
 
次いで昼休みについて。
現代のIT社会では、パソコンのキーを叩きながら、コンビニ弁当を食べるサラリーマンが結構います。
これは脳科学的にはNG。
午前中の仕事で、人はストレスと疲労がある程度たまっているはずです。
ストレス中枢の興奮と、脳内セロトニンの減少が始まっています。
したがって、昼休みには、ストレス中枢を鎮めるグルーミング行動とセロトニン分泌を促すリズム運動が求められます。
具体的には、同僚と外に昼食を取りに出かければよい。
むずかしくはありません。
気の合った同僚との「心地よい」おしゃべりが、オキシトシンによるストレス解消になります。
また、日差しを浴びながら外をウォーキングするので、セロトニン分泌を促します。
部屋の中にこもりっきりで、机の前で座りっぱなし、独りバソコン作業をするのでは、オキシトシンセロトニンも分泌されません。
 
昼寝について、スペインではシエスタの習慣が知られています。
昼食後に昼寝をとる生活です。
一般にスペインでは朝早くから活動を開始し、昼寝をたっぷり時間をかけて取る習慣があります。
日本のサラリーマンの場合、朝の仕事開始がそれほど早くなく、昼食もヘビーではないので、昼寝を必要とする人は多くないはずです。
しかし、起床が早く、朝から活動を忙しく営んでいた人の場合、軽い昼寝はリフレッシュになります。
その場合には、30分以内に限定すれば、その後の仕事に支障がありません。
むしろ、よい効果となります。
人間の睡眠周期は90分程度なので、夜の睡眠のような熟睡状態にはなりません。
昼寝のあとに「体内時計」はすぐ覚醒状態に戻ります。
もしセロトニン活性を促したいのであれば、ガムを噛んだり、ちょっと軽く運動をすればよい。
なお、午後の4~6時は仕事をする上でゴールデンタイムとされるので、有効に活用しましょう。
「自律神経をリセットする太陽の浴び方 より」
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寒暖の差、生活の変化が激しい毎日は、私たちの身体にも大きなストレスを与えます。
そんな日々が続くと、自律神経は、その変化に対応しきれなくなって、やがて疲れやめまい、不眠、頭痛といった症状が現れてきます。
自律神経を整えるためには生活リズムを作るとともに栄養面も非常に大切です。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
 現在60歳以上の高齢者の二割の人に、ビタミンB12の欠乏が見られるということです。
これは年をとると胃の機能が低下し、内因子の分泌が低下するからです。
高齢者が理由のはっきりしない神経症状を呈したら、ビタミンB12の欠乏を考えるべきだという学者もいます。
 
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
同時に、動脈硬化の原因となるホモシステイン活性酸素(ふえすぎると体に害を及ぼす非常に不安定な酸素)を除去する働きも持っています。
 
ビタミンB12の働き
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