
ビタミンとうまくつき合うためには、それぞれの持つ特徴をよく知っておくことが大切
ビタミンによって、その持ち味、長所・短所はさまざまに異なります。
ビタミンとうまくつき合うためには、それぞれの特徴についてあらかじめよく知っておくことが大切でしょう。
ビタミンは大きく分けると、脂に溶ける脂溶性のものと、水に溶ける水溶性のものがあります。
脂溶性ビタミンは、内臓や皮下脂肪などの脂肪細胞に貯えられ、とり過ぎの状態が続くと、過剰症の恐れも出てくるので注意が必要です。
たとえば、脂溶性のビタミンAはとり過ぎると、頭痛や吐き気を引き起こすなど、過剰症の心配があります。
そのため、ビタミンAの摂取には、ベータカロテンなどのカロテノイドとしてとることが安全といわれています。
カロテノイドは体内でビタミンAに変わり、プロビタミンAともいわれています。
体内に入ると肝臓で備蓄され、ビタミンAが不足した場合に必要に応じて変化します。
ビタミンEの場合には、摂取量が多くなると、吸収・運搬される量が抑えられる特徴があります。
また、貯蓄される組織が複数あることから、とり過ぎの心配はないとされていますが、上限値は定められています。
そのほかの脂溶性ビタミンではD、Kにも上限値が定められ、過剰症の危険区域は明確に定められています。
「ビタミン・ミネラルの本 より」
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脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
ビタミンB12について?
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