夢も、「夢を追う自分」も徹底的に冷たく見る

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夢も、「夢を追う自分」も徹底的に冷たく見る
 
本当に、夢をかなえることができるのか。
そのためにリスクと犠牲を払う覚悟が、自分にあるのか。
「ひょっとしたらダメかもしれない」というところから、
そこから具体的に踏み込んで考えなければ、
夢は「夢」で終わります。
 
それでも、叶えたい夢があり、希望がある。
そう言うのなら、「冷たい夢」や「冷たい希望」を持つべきです。
夢という名のふんわりした妄想に時間を費やすのは、はっきり言って無駄です。
本当にその思いを叶えたいと思うのなら、自分が夢や希望を持つことの意味を、冷たく見るしかありません。
 
「冷たい」とは、端的に言えば、夢や希望との距離を自分自身できっちり測れることです。
今の自分と、夢との距離を見極めることができるなら、そこへ至るまでの手段を考えることができます。
その夢を叶えることが、本当に可能かどうか。
そのために、リスクと犠牲を払う覚悟があるのか。
それが見えてきます。
そこに至るまでの道筋を具体的にイメージできなければ、漠然と「○○になりたい」と夢見ていても先はありません。
本気で夢を叶えたいのなら、むしろ「目標」に変えたほうがいいのです。
「夢」が「なりたい職業」のことなら、自分の能力を厳密に計って就職までの道のりを具体的に読み、条件を揃えてチャンスを得るだけです。
それで首尾よく就職できれば結構ですし、できなければ、後は「夢」を断念するタイミングを見誤らないことが大切です。
 
つまり、「目標」とは断念の可能性をきちんと折り込んだ「夢」のことです。
要するに、「ダメかもしれない」と覚悟のうえで先に考えるのが、「冷たく見る」ということです。
「冷たく見る」とは、「さめた目」で見ることとは違います。
「さめた目」には、まだ余裕があります。
自分に対して、徹底的に冷たくならなければなりません。
夢も、その夢を追う自分自身も「絶対零度」にして始める。
あえて「ひょっとしたら、自分には才能がないかもしれない」「夢は叶わないかもしれない」と考えるところから始めるのです。
そうすれば、安直な夢にコミットすることはなくなるはずです。
「禅僧が教える心がラクになる生き方 より」
 
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
それらによって次の細胞に情報を伝えていき、それが網の目のようにいっせいに行われることで、情報が瞬時に伝わり、手や足などの末端まで伝達されていきます。
しかし、その伝達情報がうまくいかないと、脳が興奮して抑制が効かなくなり、イライラしたり、落ち着かなくなったりします。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12について?
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