一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【5.1:2(ワンツー)呼吸法】

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一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【5.1:2(ワンツー)呼吸法】
 
5. 1:2(ワンツー)呼吸法
 
大事な交渉やプレゼン、意中の相手とのデートの前などは、誰でも緊張するものです。
しかし、緊張すると交感神経が刺激され呼吸が浅くなるため、血流が悪くなり、思考力・判断力・発想力なども低下してしまいます。
その結果、自分らしい、いつもの言い方ができず、大きなチャンスを逃すことにもなりかねません。
 
医師の仕事も、緊張の連続です。
 
一刻を争う緊急手術や非常に難しい手術に臨む時、どうしてもその場にいるメンバーは緊張が高まります。
しかし、そんななかでも、名医といわれる人たちは集中力を持続させ、本来の力を発揮することができます。
なぜでしょうか?
実は、これには呼吸法が大きく関係しているのです。
 
極度にプレッシャーがかかる状態で、本当の集中ができる人は、無意識に「1吸ったら、2吐く」、つまり「1:2(ワンツー)呼吸法」をしています
自律神経が非常に高いレベルで安定するので、周囲の状況を的確につかむことができ、細かい作業を思い通りに行うことができます。
 
1:2呼吸法」のやり方は、とても簡単です。
 
1. 3~4秒間、鼻から息を吸う
2. 6~8秒間、口をすぼめて、口からゆっくり吐く
3. これを5~7回繰り返す
 
息を吐く際は、なるべくゆっくり長く吐くことを意識してください。
そうすることで、頸部にある圧受容体というものが反応して、副交感神経を効果的に高めることができます。
 
鼻呼吸と口呼吸では、鼻呼吸のほうがおすすめです。
なぜなら、鼻呼吸の場合、粘膜や毛などの物理的障害物により、空気中のホコリや病原体を排除することができるからです。
また、乾燥した空気に適度な湿度も与えてくれます。
 
そして、言葉を口にする時は、なるべく低いトーンで話すようにします
トーンを低くしようとすると顎が下がるので、自分の足元が見えます。
人間は足元が見えないと、地に足が付いていない言い方をしやすくなりますが、自分の足元が見えることで、落ち着いた物言いをすることができます。
人生がかかっているような勝負の時には、「1:2呼吸法」を行い、低いトーンで話しましょう。
そうすれば、自律神経が整い、どんな時でも自分の力を出し切れる、本番に強い人間に変われるはずです。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
 
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12の働き
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