一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【6.ポジティブに】

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一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【6.ポジティブに】
 
6. ポジティブに
 
「こんなはずじゃなかったのに」「あの人のせいで失敗した」「なんであいつばっかり」など、私たちの心は、さまざまな悔いや恨み、妬みにとらわれがちです。
 
しかし、これらの感情を口に出すと、その瞬間に自律神経は大きく乱れてしまいます。
言葉に表すことで、それまでは霧のように広がってつかみどころのなかった不満が、具体的な形を成し、体の中にとどまってしまうからです。
そしてその乱れは、一般的に3~4時間持続します。
愚痴を言ってなんとなくスッキリしたような気がしても、実はそれ以降も自律神経は乱れ続け、パフォーマンスを下げてしまっているのです。
 
そしてさらに悪いのは、仲間うちで愚痴を言い合うことです。
不満を抱えたもの同士が集まって愚痴を言っていると、不安な者同士で居心地がよくなり、妙に安心した気持ちになります。
これを「自律神経の低安定」と言うのですが、モチベーションを著しく低下させると同時に、体調も壊しやすくなる最悪の状態なのです。
 
自律神経を整えるためには、予想外のことが起きたり、アンラッキーなことに見舞われたりしても愚痴を言うのではなく、「仕方ない、なるようになるさ」と気楽に構え、ポジティブな言い方を意識することが大切です。
 
ポジティブな言い方をすることは、気持ちを陰から陽に切り替える作業です。
ネガティブな感情にとらわれ、怒りや不安、緊張などに支配されているとしても、ポジティブな言い方をすることによって、副交感神経を高めることができます
そうして、ポジティブな言い方をしているうちに、どんどん自律神経のバランスが整い、一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」ができるようになります。
憂鬱な時ほど、前向きな言い方をするべきなのです。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
 
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
 
脳には無数の神経細胞があり、その神経細胞の末端からセロトニンアセチルコリンドーパミンなどの神経伝達物質を放出しています。
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
また、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖が足りなかったり、神経伝達物質を放出するときに働くカルシウムが不足したりしているのも原因のひとつと考えられます。
 
ビタミンB12は水溶性と脂溶性という特徴を併せ持つため体の隅々にまでいきわたりさまざまな働きをします。
細胞の生成にとって重要な核酸(DNA)・たんぱく質の合成や末梢神経(手足)、 中枢神経(頭)、認知機能に関わりがあるため、健康維持に無くてはならない栄養素なのです。
細胞が入れ替わることにより若さにもつながると考えられます。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると動脈硬化の原因物質 (ホモシステイン活性酸素)が増えるといわれています。
 
ビタミンB12の働き
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