一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【9.無駄な想像をしない】【10.自分からは話さない】

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一瞬で空気を変える、人生を変える「言い方」【9.無駄な想像をしない】【10.自分からはさない】
 
9. 無駄な想像をしない
 
人間は想像することによって、体を支配されることがあります。
 
たとえば、高所恐怖症。
「ここから落ちるかもしれない」と想像するせいで、心臓がドキドキし、足がすくんでしまいます。
しかし、落ちる姿を想像しなければ、冷静さを保つことができます。
 
「言い方」も同様です。
話す前に、「こんなことを言ったら嫌われるのではないか」など、いろいろな想像をすればするほど、体は固まり、頬が赤らみ、唇も乾いてきます。
無駄な想像をするせいで、次から次によからぬ考えが浮かんできて、どんどん自律神経のバランスを崩してしまうのです。
 
もちろん、「こんなことを言ったら、相手は嫌な思いをするかもしれない」と、相手に配慮することは必要です。
それらの配慮と無駄な想像はまったくの別物です。
「無駄な想像をしない」そう決めておくだけで、自律神経は整いだし、一瞬で空気を変える、人生を変える言い方ができるようになります。
 
10. 自分からは話さない
 
「言い方のアドバイスなのに、自分からは話さないなんておかしい」と思われるかもしれません。
ですので、まずはこう思うようになった理由を説明させてください。
 
昔はおしゃべりで、余計なことを口走って失敗ばかりしていました。
調子に乗って自分からくだらないことを話し始め、雲行きがちょっと怪しいと感じたら、それをごまかすためにさらに話す……というダメなパターンを繰り返していたのです。
 
そこで思いついたのが、「自分からは話さない」というルールです。
周りの状況をしっかり見て、自分の立ち位置を把握し、相手から何かを質問されたらそれに答えるというスタイルです。
 
それでも、会議の時には「何か言ってやろう」などと思うこともありましたが、「自分からは話さない」を実践し、様子をうかがっていると、「あ、そういうことか。余計なことを言わなくてよかった」と助けられたことが何度もあります。
そんなルールを守り始めてから思ったのは、「たくさん話すこと=自分の存在をアピールすること」ではないということです。
言葉が少なくても、存在感がある人はたくさんいます。
俳優の高倉健さんは、その最たる例ではないでしょうか。
寡黙ですが、時たま口から出るひと言には重みがあり、人の心に残りました。
自分から先走って話をしないことで、状況を的確につかみ、思慮深い言い方をなさっていたのだと思います。
 
また、「自分からは話さない」には、「相手が勝手に想像してくれる」というメリットもあります。
話をしないと意思が伝わらないと思いがちですが、リアクションを求められた時に、「そうですね」とひと言返すだけで、相手は自分のいいように解釈するものです。
そうやって、相手から質問された時だけ話すようにしていると、状況を的確につかみ、一瞬で空気を変える、人生を変える言い方ができるようになります。
「自律神経を整える 人生で一番役に立つ「言い方」 より」
 
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最近、電車の中でキレる人を見かけます。
少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。
でも、最近は違ってきています。
しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。
受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。
この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。
これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。
 
セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。
これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。
平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。
セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。
そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。
 
イライラしやすいときは、脳の神経伝達物質であるセロトニンアセチルコリンドーパミンなどが不足していることが考えられます。
そのため、これらの材料となるアミノ酸と、アミノ酸を取り込むために必要な糖分やビタミンB12の不足を疑ってみましょう。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12の働き
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