50代からは筋肉を鍛えることが重要!
年をとると筋肉が目に見えて衰えていきます。
とりわけ50代以降は、筋肉と関わりがある男性ホルモンが減少し、それにともなって筋肉が衰えやすく、量も減っていきます。
筋肉が減少するということは、免疫を担う一要素であるグルタミンの貯金がなくなることですから、免疫力も低下します。
寝たきりや要介護にならずに健康寿命を延ばすためには、50代から骨や筋肉の機能維持・向上につとめる必要があります。
それは、足腰を強くするだけの意味合いにおいてだけではありません。
筋肉を強化・維持することが、そのまま免疫力の増強・維持につながるからなのです。
50代からの「老いない体」づくりは、まず自分の体と丁寧に向き合うことから始まります。
精度の高い「体組成計」で定期的に体脂肪率と筋肉量をチェックすることなど、自分の体を知ることが必要不可欠です。
「寝たきりの芽」を今すぐ取り除こう!
こんな人は、下肢の筋肉が衰え始めている!?
□歩くのが遅くなった
□歩幅が狭くなった
□移動に車ばかり使う
□電車ではためらわずに座る
□階段より、エスカレーターやエレベーターをすぐ使う
□家ではソファーなどに寝転がることが多い
1つでも身に覚えがある人は、運動を習慣に!
下肢の筋力が健康寿命を大きく左右する!
・足腰が強くなる
・免疫力が高まる
・太らなくなる
「50代からの「老いない体」のつくり方 より」
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物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれ
40歳を越えた頃から「ど忘れや物忘れが激しくなった」「人の名前がなかなか思い出せなくなった」などと物忘れを感じるようになるのは、脳機能低下のあらわれです。
物忘れに関して脳の機能を活性化する重要な栄養素がビタミンB12です。
脳の神経細胞は約140億個といわれ、25歳を過ぎると1日に10~20万個ずつ死滅していきます。
死滅した神経細胞は2度と再生されず物忘れもひどくなります。
しかし、死滅した神経細胞は元に戻らなくとも、神経の通り、すなわちネットワークをよくすれば、低下した機能を補い、さらには高めることができ物忘れも改善されます。
ビタミンB12は胃の内因子という糖たんばくと結合し吸収されますが、年齢とともに胃が小さくなったり胃の状態が悪くなったりして、内因子が
少なくなりビタミンB12の吸収が悪くなってしまうのです。
しかし、ビタミンB12は大量に摂ることで浸透圧の原理による押し込み効果によって胃の内因子と関係なく吸収されることが分かっています。
吸収率を高めるビタミンB12摂取量の目安は1000μg(マイクログラム)以上と考えられています。
さらに、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は、ビタミンB12を補った方が良いとされています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
ビタミンB12の働き
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