
老後は「首・腕・足のつけ根」のやわらかさで決まる!
運動は、自律神経のバランスを整えるのにも欠かせない習慣です。
筋肉の緊張と弛緩も、自律神経のバランスを整えるので、リズミカルな運動をするのが効果的です。
ストレッチで重要なのは、首、腕、脚と胴体をつなぐジョイント部分(つけ根)の入念なケアです。
その部分はきわめてもろく、骨折などのダメージを受けやすい箇所なのです。
自己流で十分ですから、首筋や背筋、腕、下肢などの筋肉を伸ばしてみます。
肩も前後に回してみます。
すると、気分が安定してきます。
体を若返らせるホルモンの分泌も良くなり、良化した血流にのって全身にくまなく運ばれます。
就寝前に、片足立ちのまま、両腕を水平に広げて屈伸を左右それぞれ5回ほど行うだけでも、副交感神経の働きが高まります。
上体を左右交互に傾ける脇腹のストレッチも効果があります。
ただし、必ず左右同じように行います。
もっとも効果的なのは、風呂上りの体がやわらかくなっているときです。
週末に30分ほど丹念に行えば、万全な体のケアになります。
《体を伸ばして自律神経を整えよう》
「脇腹を伸ばす運動」
脇腹の伸びが感じられるまで曲げる。
体を真横に倒すのがポイント!
1.両腕を上げ、左手で右手を引きながら上体を左に曲げ、筋肉の伸びを感じるところで15秒保つ。
2.反対方向も同様に行なう。
「ストレスを消す呼吸法」
1.椅子に腰をかけて、みぞおちあたりに指先をあてる。
2.口から息を吐きながら上体を前に倒す。
「風呂そうじ」が50代の筋力を強くする!
まめに動き回ったり、おっくうがらずにあちこちに出向いたりと、日常生活の中でチョコチョコと動き回る「小動き」も、じつは意外と効果的な運動です。
小動きで、もっとも効果があるのは「家事」です。
それも、そうじ、風呂洗いが最良の運動になります。
家事は前かがみになったりしゃがんだりして、さまざまな体の動きをします。
大腰筋だけでなく、腹筋も背筋も自然に強化されます。
特別に運動をしなくても、日常には家事をはじめとして筋力を高める動きがたくさんあります。
若くて強い、健康寿命の長い体は、「横のものを縦にする」といった、まめな生活からつくられます。
立っているだけで、座っているときの1.2倍、歩くと、3倍のエネルギー使うと言われています。
一に「小動き」、二に「インターバル・ウォーキング」、三、四がなくて五に「筋トレ」と「ストレッチ」。
50代からの体を強くする運動は、これで十分です。
「50代からの「老いない体」のつくり方 より」
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人の体の老化は20代ごろから始まります。
老化は生きている以上避けられないものですが、何をどう食べるかで進行程度が変わってきます。
30代では個人差はさほどありませんが、40歳を過ぎて中年期に入るころからだんだん差が生じ、65歳を過ぎて高年期に入ると、健康状態にはっきりとした差が出ます。
健康寿命をのばす食生活に加えて、年代別の食べ物・食べ方に気をつけると、病気予防がいっそうアップします。
脳梗塞は、高血圧や糖尿病などの病気が原因となったり、生活習慣などによって血液がドロドロになって血液循環が悪くなったりして、血管が厚く狭くなり、脳の血管が徐々に詰まって進行していきます。
ビタミンB群が不足するとエネルギーを生み出すことができず、疲れがなかなか回復しなくなったり、細胞の修復機能がダウンして、肌荒れや口内炎が治りにくくなったりするのです。
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
ビタミンB12の働き
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