体温が下がると「免疫力が落ちる」「太りやすくなる」

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体温が下がると「免疫力が落ちる」「太りやすくなる」
 
健康な人の平均体温は37度弱。
36度を下回ると「低体温」です。
体温が下がると、体内では次のような弊害が生じます。
 
●細胞の機能が低下する
●カロリー消費能力が下がる
●病気に打ち克つための免疫力が落ちる
 
新しい細胞には、熱をつくったり、体をつくる主成分のたんぱく質を合成したりする働きがあります。
 
しかし、50代の体ともなると、細胞が入れ替わる速度が遅くなります。
シワやシミといった美容トラブルは、この細胞の機能低下によるものです。
 
体温が1度下がると、免疫力はおよそ4割も低下し、病気になりやすい体になります。
50代の体内は、放っておけば、いつ病気が発症しても不思議ではない環境に代わっていってしまうのです。
 
老化の速度にも個人差がありますが、若く見える人と老けて見える人の違いは、基礎代謝力の差だと言えます。
 
基礎代謝が盛んで、たくさんの熱を生んで消費する「温かい体」が、若く見える人の体です。
 
代謝のいい体が、老いない体であるゆえんです。
 
50代からの「老いない体」のつくり方 より」
 
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ビタミンB群とは、体に入った栄養成分をエネルギーに変えるときに不可欠なビタミンの仲間です。
1、B2、B6、B12、ナイアシンパントテン酸葉酸、ビオチンの8種類を総称して「ビタミンB群」と呼んでいます。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
また、B群は、体内で起こっている「酸化」の抑制にも間接的に関わっています。
B群は体中の細胞の正常な代謝活動を助ける「補酵素」として、欠かせない存在なのです。
ビタミンB12やB6、葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることもわかっています。
 
なかでも注目が、ビタミンB12です。
古くから、神経系の機能回復に効果があることが知られていましたが、最近の研究で、このビタミンB12の不足によって脳細胞の萎縮が進むことがわかってきました。
ビタミンB12は、脳の萎縮を食い止めるために重要な脳細胞のタンパクと核酸(DNA)の生合成を司っています。
新しい核酸、タンパク質が生まれ、それによって細胞も新しく生まれ変わり、「こわれた組織、細胞」と「新生の組織、細胞」が入れ替わります。
その結果若さにもつながると考えられます。
 
ビタミンB12は水溶性ですが、脂肪成分と馴染みやすい構造を持っています。
脳はタンパク質とともに脂肪成分を多く含む器官です。
そのためビタミンB12は血液脳関門を通過できるという特徴を持った貴重な栄養素なのです。
 
ビタミンB12の働き
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