「責任感が強い完璧主義者」も要注意

イメージ 1
「責任感が強い完璧主義者」も要注意 
 
 潜病になりやすい人、なりにくい人の違いは性格にも大きく関係しています。
同じようなストレスを与えたとしても、性格によって受け止め方はまったく違い、副腎への負担も変わってくるからです。
 
ある大きなプロジェクトをまかされたとき、それを「絶対失敗できないから、怖いな」「自分にできるだろうか」と感じる人と、「こんな大きな仕事をまかせてもらえるなんてうれしい」「絶対、成功させるぞ」と思う人では、ストレスの大きさが違うでしょう。
当然、前者の人のほうが、精神的に大きなストレスを受けやすくなります。
 
傾向として、次にあげたように、まじめで繊細な人ほどストレスの影響を受けやすく、潜病になりやすいと考えられます。
 
●神経質で、几帳面な性格
●人からものを頼まれると、なかなか嫌と言えない
●人にものを頼むのが苦手
●完璧主義で、自分の失敗も、人の失敗も許せない
●「こうあるべき」という自分なりのポリシーがある
●がんこで融通がきかないところがある
●責任感が強く、我慢強い
●自分の気持ちを表現したり、人に伝えたりするのが苦手
●他人の評価を気にする
 
以上の項目にあてはまるという人は、自分がストレスを受けやすい性格だと自覚して、意識してストレス発散を心がけるなど、より副腎をいたわる生活を心がける必要があるでしょう。
 
※健康と未病の間にも、「症状はないけれども、健康でもない」という盲目のステージが隠されているのです。
ここではそれを「潜病(せんびょう)」と呼んでいます。
たとえば、突然死の原因になる心臓の病気ですが、ある日突然心臓が悪くなって病気になることはありません。
突然死するくらい悪くなっていたということは、その何年も前から心臓は悲鳴を上げていたはず。
それが潜病の段階です。
しかし、自覚症状もなく、当然、病気とは診断されないため、自分が潜病であると気付く人はほとんどいません。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
 
*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
 
私たちの脳の中で司令塔のような役割をしているセロトニン神経という神経細胞が弱ってきており、軽い不調からうつ病、パニック症候群、さまざまな依存症などを引き起こす原因になっています。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
仕事がたまっていたり、疲れていたりするときに、自分の思いどおりに物事が進まないと、イライラしやすくなります。
また、つねにイライラしやすく、状況によってキレやすくなるという人もいます。
こうしたイライラの原因は、脳の神経を伝達する機能の低下によって、脳の緊張・興奮状態が過剰になっているのではないかと考えられています。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
また、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
また、脳や神経と関連が深く、不眠症にも効果があるといわれています。
 
ビタミンB12について?
小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」