潜病に負けないために血管強化を行う

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潜病に負けないために血管強化を行う 
 
 潜病による突然死を防ぐには、副腎のケアをするだけではなく、血管のマネジメントも行わなければなりません。
血管の動脈硬化が進んでしまったら、さらに血管が詰まりやすくなり、突然死のリスクが高くなるからです。
 
動脈硬化なんて、まだ先のことと思っている人も多いでしょう。
ところが動脈硬化は、生まれたときから始まっています。
 
血管には本当に休みがありません。
常に、収縮・拡張を繰り返して全身に血液を送り届けています。
パンツのゴムが、履いているうちに徐々に伸びきってしまうように、血管も働き続ければ、徐々に弾力性が失われて硬くなるのは当然です。
 
また、私たちが口にするものは体によいものばかりではありませんし、ときには食べ過ぎてしまうこともあります。
結果、血流にのって余分な脂肪や老廃物が血管を通り、なかには血管に留まって溜まってしまうものも出てきます。
 
たとえ生活習慣病ではなくても、動脈硬化は静かに進行していくのです。
 
だからと言って、対策がないわけではありません。
血管に溜まるゴミや血管への負担を減らせば、その進行を遅らせて、血管を若く、丈夫に保てます。
 
血管強化を行うのに早すぎるということはありません。
何歳であっても、症状がなくても、放っておけば動脈硬化は進行してしまいます。
思い立ったら吉日ですから、すぐに血管強化を始めてください。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
 
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血管力を高める食事は、炭水化物(糖)、塩分を少なめに、HDLコレステロール値を上げる食材を選ぶのが基本です。
これに外せないものが、たんぱく質を十分に摂る食事を心がけることです。
血管はアミノ酸たんぱく質コレステロールなどの脂質によってつくられます。
アミノ酸は普通の食事をしていれば十分にとれるので、動物性たんぱく質を意識しましょう。
たんぱく質はとくに血管中膜の結合を強くします。
動脈壁そのものを強くするので、脳出血などを防ぎます。
 
各栄養素にはそれぞれ役割があり、互いに作用し合って初めて「栄養」として働きます。
多種類の栄養素が機能を発揮し、効率よく利用されるしくみがヒトの体には整っています。
たとえば、糖質がエネルギーに変わるにはビタミンB群などが必要で、ビタミンB群が活性化するには各種のアミノ酸やミネラルが必要、…というように、栄養素を利用するにはほかの栄養素の働きが不可欠です。
 
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
また、ビタミンB12と葉酸、ビタミンB6の吸収が悪くなると、動脈硬化の原因として新しく注目されているホモシステインが増えるといわれています。
ビタミンB12は、主に動物性食品にしか含まれないというビタミンなので、野菜中心の食生活の人や、ダイエットをしているなど食事の量が少ない人は補った方が良いとされています。
ただし、納豆やみそ、たくあんなど、日本に古くからある発酵食品には、植物性でも例外的にビタミンB12が含まれています。
加齢、胃の病気、ストレスなどでも不足します。
 
ビタミンB12について?
小さな疲れをためないための毎日の生活「深い呼吸」