ブロッコリーを食べて、肝機能を強化

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ブロッコリーを食べて、肝機能を強化
 
お酒を飲まなくても、肝臓は疲弊している
 
 腸のデトックス機能を強化したら、肝臓の働きも活性化していきましょう。
 
肝臓は「解毒工場」と言われるように、腸壁のバリアをくぐり抜けて体内に入った毒素を無毒化して排出する場所で
アルコールのほか、医薬品や化粧品などの化学物質やマグロなどの魚に含まれる重金属、タバコの煙などを解毒するのも肝臓の役目なのです。
そのため、お酒をまったく飲まない人であっても、生活環境や食習慣などによっては肝臓が疲れ切って、機能が落ちている場合もあります。
 
しかし、「沈黙の臓器」とも言われる肝臓ですから、いくら弱っていても黙って働き続けるため、はじめのうちは自覚症状がありません。
ただ、気付かないうちに体にはさまざまな悪影響が出てきます。
 
たとえば、肝臓の働きが悪くて解毒し切れなかった毒素は、今も体のあちこちで炎症を引き起こします。
その炎症を抑えるために大量の抗ストレスホルモンが使われ、それが副腎疲労、つまり潜病の原因になるのです。
 
「スルフォラファン」が、肝機能をサポート
 
では、肝臓の働きを強化するにはどんな方法があるでしょうか。
 
まずは毒になるものをなるべく食べないようにするのが大切。
食品添加物の多い食品などはできれば控えてほしいものです。
 
それに加えて、肝臓の機能を助けるデトックス効果の高い食べ物を積極的に摂るようにしましょう。
 
デトックス効果のある食べ物の代表が、ブロッコリーです。
 
そのヒミツがブロッコリーに含まれる「スルファラファン」というファイトケミカル
ファイトケミカルとは、植物が持つ化学成分で、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維に続く、第6の栄養素と言われていて、健康増進に効果があると期待されています。
 
このスルフォラファンには、有害物質を無毒化するときに必要な解毒酵素の生成を促進する働きがあるのです。
そのため、アメリカでは、デトックスサプリメントの多くに配合されています。
 
また、この成分には強い抗酸化力もあります。
紫外線やストレスなどで発生する過剰な活性酸素は細胞を傷付け、病気や老化を引き起こします。
動脈硬化を進行させる原因にもなるので、スルフォラファンの抗酸化力は血管強化にも役立ちます。
 
ゆでて食べることの多いブロッコリーですが、スルフォラファンを効率的にとるためには、ゆでたり、レンジを使うのではなく、「蒸す」のがベストです。
その際は、加熱しすぎに注意してください。
5分程度蒸して食べるようにしましょう。
 
実はこのスルフォラファンは、ブロッコリー自体よりもその新芽(ブロッコリースプラウト)に多く含まれています。
ブロッコリースプラウトもスーパーで手に入るので、ブロッコリーだけでなく、スプラウトもサラダなどで積極的にとるようにするとよいでしょう。
 
デトックス効果抜群のレモン水
 
デトックス効果が高い食材として、もうひとつおすすめなのがレモン。
レモン果汁には、肝機能を高めて、体の毒素の排出を促進する作用があります。
 
また、三重大学などの研究によると、レモンに含まれる「エリオシトリン」という成分には、中性脂肪を減少させて、脂肪肝を抑制する働きがあるとのことです。
 
このようなレモンの効果が注目され、世界的なモデルや歌手などのセレブの間では、毎日レモン水を摂取する人が増加中です。
 
レモン水のつくり方は、簡単です。
コップ1杯の水やお湯にレモン1/2個分のレモン果汁を入れるだけ。
国産・無農薬のレモンなら、輪切りにして入れてもOKです。
 
ビタミンCが豊富なので、免疫力アップや抗酸化作用も期待できます。
朝起きた後や、食事の間、疲れたときなど、1日1杯以上飲むと効果的です。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
 
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からだが疲れやすいのは、エネルギー不足のこともあり、からだにたまった老廃物がうまく代謝されないためでもあります。
ビタミンB群は、エネルギーの供給や老廃物の代謝にはたらいています。
いわば元気の素です。
B群は協力しあっていますから、どれが欠けても疲れやすくなります。
そして、ビタミンB12や葉酸をはじめとするビタミンB群は、ミネラル、アミノ酸などの栄養素と協力し合っているため一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
 
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
糖質を分解するB1が不足すると、脳のエネルギーが不足し、とたんに頭が回らない状態になります。
また、脳の神経伝達物質の合成すべての段階に関わっています。
神経の働きを整えたり、傷んだ神経を補修したり、タンパク質をドーパミンセロトニンといった神経伝達物質に作り替えるなど、「脳力向上」のためにもB群は欠かすことができないのです。
 
ビタミンB12や葉酸の吸収が悪くなると、ホモシステインという老化物質が増え、動脈硬化を生じることがわかっています。
ホモシステインLDLと一緒になり血管壁にコレステロールを沈着させます。
また活性酸素と一緒になり、脂肪やLDLの過酸化、血管内皮細胞や血管の平滑筋の異常を引き起こします。
その結果、動脈硬化心筋梗塞脳梗塞になるのです。
脳梗塞をはじめとする脳血管障害を生活習慣病の一つととらえ、ふだんから健康に保つ生活を心がけましょう。
 
ビタミンB12について?
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