
「アンガー・マネジメント」で、怒りをコントロールする
怒ると副腎に負担がかかる
喜怒哀楽のうち、もっとも大きなストレスになるのは怒りの感情です。
起こると交感神経を過剰に刺激して、自律神経の乱れを引き起こします。
当然、抗ストレスホルモンの分泌も促進されるので、副腎の負担になります。
また、交感神経が活発になれば体は緊張して、血管は収縮します。
怒りの表現に「頭に血が上る」「カーッとなる」という言葉や、こめかみに血管が浮き出ている絵などがありますが、怒りは血圧を上昇させ、直接血管を傷付ける原因にもなるのです。
怒りは抑え込むからストレスになる
たとえば「冷静な自分を演じる」というのもひとつの方法。
人と接するときは、常に自分を客観的に見て、クールで論理的な人になりきるのです。
そうすると何かいやなことがあっても「冷静な人ならどういう反応をするかな」と考える間ができるので、瞬間的にカッとなったり、イラッとしたりする場面が減ります。
しかし怒りをただ抑えればいいというわけではありません。
不快な気持ちをできるだけ論理的に相手に伝えるべきときがあります。
また、どうしても怒りが込み上げてくるときは、その感情を発散したほうがストレスにならないでしょう。
ストレスによって体を傷付けないためには、怒りを適切に処理できるよう、自分なりのアンガー・マネジメントを見付けて行くことも重要なのです。
「強い血管をつくれば健康になる! より」
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最近、電車の中でキレる人を見かけます。
少し前までは、電車の中で暴れるのは酔っぱらいか、普段から暴力的な人と相場が決まっていました。
でも、最近は違ってきています。
しかも、普段はおとなしく、礼儀正しい人なのに、ついカッとしてキレてしまったという人がとても多いのです。
受けたストレスをコントロールすることができず、感情を爆発させ、普段では決してしないような行動をとってしまう、これがいわゆる「キレる」という状態です。
この「キレる」という行為、原因を簡単に言うと、「ストレス」です。
これはまさに「セロトニン神経」の機能低下が原因だと考えています。
セロトニンは脳に静かな覚醒をもたらします。
これは別の言い方をすれば「平常心」をもたらすということでもあります。
平常心を保つというのは、脳の切り換えがスムーズに行われ、どこも暴走も興奮もしていない状態のまま、スムーズに働いているということです。
セロトニン神経の機能が低下すると、感情や精神状態を普段の冷静な状態にキープすることが難しくなることは充分に推測できます。
そしてこのことは、キレる人が朝の満員電車よりも、夜の帰宅時に多いということからも証明されます。
脳を酷使するときには、たくさんのビタミンB群が消費されています。
B群は脳の働きに重要な役割を担っているのです。
8種類すべてが互いに協力しあって体のエネルギーを生み出す働きに関わっているため、一緒にバランスよく摂ることがとても重要なのです。
ビタミンB12について?
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