いつもの仕事で疲れるのはなぜ?
世の中には、朝から晩までフル回転で仕事をしていても、ずっとイキイキしていて、まったく疲れているように見えない人もいます。
その理由は、疲労とストレスの違いによるものです。
つまり頭脳や筋肉を酷使し、疲れは生じていても、それがストレスになっていないことがある。
ストレスを感じないのであれば、“ホルモンタンク”は著しく消費されません。
それは誰しも、経験があるのではないかと思います。
同じ時間の仕事をしていても、楽しく仕事をしているのであれば、疲労感はほとんど覚えないでしょう。
気づいたら時間が経っていた、ということがほとんどだと思います。
一方で、イヤイヤ仕事をやらされる状態であれば、集中力は途切れ、「いつ終わるんだ、この仕事!」と、イライラし続けることになるでしょう。
そんなとき、“ホルモンタンク”は、激しく消費することになるわけです。
2018年、ベルギーのゲント大学を中心とした172人を対象とした研究では、ストレスが増えると尿中の抗ストレスホルモンが増加し、反対に目的や意義を感じながら活動すると、それらは低下する傾向にあると結論付けています。
モチベーションも“ホルモンタンク”消費を左右する
こう聞くと「仕事による疲労感は、仕事内容を変えない限り、ずっと消えないのでは……」と思うかもしれません。
しかし、必ずしもそうではないのは、単純な運動をしたときのことを考えればわかります。
実は同じ運動をした場合でも、心地よい疲労を感じるときもあれば、疲れが翌日まで続くようなこともあります。
運動を習慣づけている人なら、よくご存知でしょう。
これは「その運動にどう取り組むか」というモチベーションや、運動するときとしないときのメリハリによっても変わってきます。
ということは、運動前の心のもちようや、気持ちの切り替えで、ある程度ストレスをコントロールすることはできるわけです。
また、“ホルモンタンク”が枯渇した状態で運動をすれば疲労感がたまっていきます。
しかし、うまく抗ストレスホルモンを“ホルモンタンク”に補充してから運動をすれば、快適な状態で体に適切な負荷をかけることもできるでしょう。
同じことはやはり仕事にもいえるわけです。
※残念ながら抗ストレスホルモンの量には限界があります。
よくある、水などを入れる「タンク」をイメージしてください。
実際に体内にタンクが存在するわけではありませんが、抗ストレスホルモンも、似たように“貯蔵量”が設定されています。
ここでは、わかりやすくご説明するために、それを“ホルモンタンク”と呼んでいます。
「最高の疲労回復法 より」
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新しい生活パターンへの対応、とくに人間関係の変化は想像以上に心身への影響が大きい。
気分が落ち込んだり一時的にうつ状態になってしまうこともあります。
とはいえ、そのうちに治ってしまうことが多いので、うつ状態でも必ずしも病気とは言えません。
しかし、落ち込みの程度が重い時や、落ち込みが長引いてしまうと、人の意欲は奪われて行動にも影響を及ぼします。
この現象は大人から子どもまで老若男女に広がっています。
セロトニン神経は、日を浴びることや意識した呼吸、簡単な運動をすることなど日常生活に少し工夫を加えることによって鍛えることができます。
ビタミンB12は、脳からの指令を伝達する神経を、正常に働かせるために必要な栄養素です。
十分にあると、集中力ややる気が高まり、不足すると、神経過敏などの症状が起こりやすくなります。
ビタミンB12について?
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